窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(065)

第14週「戦争とうた」(木)

放送日

  • 2024年1月4日

登場人物

  • 昆夏美李香蘭(りこうらん))
  • 曽我廼家いろは(そがのや・いろは)(静枝、旅館の女中)

概要

上海の羽鳥善一は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽をやりたいと考える。スズ子は慰問で富山に訪れる。泊まった旅館で、スズ子はある女中と知り合う。りつ子は、鹿児島の海軍基地を訪れる。そこで、特攻隊員のために歌ってほしいと要請を受ける。戦時下で、それぞれの活動をする三人。上海で、李香蘭の歌声が響き渡る。。(NHKオンデマンドの解説より)

富山も数日前に空襲に遭い、その旅館は避難民を受け入れていた。静枝は幼い子と旅館に住み込みで働いているが、子どもの世話にまで手が回らない様子を見て、スズ子らは遊び相手を買って出る。静枝の夫は出征し、南方で戦死したという。スズ子が思わず「この戦争、勝てますやろか」と漏らすと「勝ちます! もし勝てなかったら、うちの人は犬死にじゃないですか!」と静枝が叫ぶ。

りつ子は軍歌を歌うよう強制され、帰ろうとするが、スズ子の歌を待っている若い軍人は特攻隊員で、明日にでも命令が下るかも知れず、飛び立ったら帰ってこないのだという。死地に赴くにあたって何も持たせてやれない彼らに、せめて茨田さんの歌を、という上官の言葉にりつ子は考え込む。

感想

三者三様の戦争模様。現代に生きる我々は、あと数日で戦争は終わると知っているが、当事者である彼らはいつまで続くかわからない泥沼の中でもがいている。

「夜来香」にブギを取り入れたシンフォニーは好評だったようだが、音楽会そのものが描かれなかったのは残念だった。



映画ランキング