解説
ストーリーは前二話と比べればまともだった。もっとも、なんでストーカー(?)の小杉浩一がいきなり4階から飛び降りて死んだのか、わからなかったけど……。あと、小杉は自宅警備員(引きこもり)だったというが、始終女が出入りしていたら、周囲に気づかれそうなものだけど。
被害者の死亡推定時刻に、殺された場所から30km離れたところで妹が目撃した……というのが今回の謎。湯川にしては珍しく、ブラックホールがうんぬんとか、「超常現象事典」(そんな本も持っているんですね)とかを読み漁っている。どうしたら瞬間的に30kmを移動できるか、ということなのだが、普通は「別の人を見間違えた」と思うのではないかなあ。
栗林宏美は、再び「研究室の良心」となって、湯川に、「捜査はほどほどにして、学生のレポートをみてやってくれ」とお願いする。もっとも、受け入れてもらえないが、どうやら学生はそんなことを先生に直接言うことすらできない雰囲気のようで、やっぱり栗林は頼りになる?
今回の湯川はいろいろと変だ。栗林の論文はともかく、学生のレポートまでほったらかしにするのは恐らく初めてだし、「超常現象事典」なんかを読むのもらしくないし、内海薫の「刑事の勘」をなぜか尊重したりする。
弓削志郎は、「今回の事件はストーカー殺人でけりがつくんだから、引っかき回すなよ」と内海に念を押すものの、やっぱり引っかき回される。
ラスト、今度は内海が料理するが、手際は悪いし、出来上がりもおいしそうじゃない。これを食べさせられる湯川も災難だ……が、この二人、なんだかんだで相当仲良くなってきていることも、同時に窺える。
さて、残りはあと2回だが、この二人、どこまで仲良くなるのか。いや、一度見ているから知ってはいるのだが。
湯川のインスピレーション
インスピレーションを得る場面、小杉浩一の自室を調査中に、ガリ(オーディオの雑音)を聞いて、板塀に。ああー、あれは落ちないぞ……
湯川のスポーツ
今回は料理の腕前を披露。なかなかおいしそうだけど、食材を切り刻むのは何処でやったんだろう? それが一番大切なのに。
今日の桜子
被害者は、城ノ内桜子の友人だった。城ノ内が料理を習いに行っていたとは意外だが、ちょうど彼氏がいたとき、とか!? 「警察の方針は方針、あたしはあたし」「死者の最後のメッセージを受け取るのが、監察医としてのあたしの仕事」。後半は「死体を読む」という本にも出てきたな。
ゲスト
金沢はなんの色気もない、ただのオバチャンだったが、こういう人でも不倫はするんだなあ。
リンク
- ガリレオ 第8話(ブタネコのトラウマ、2007/12/03)
- ガリレオ 第八章 霊視る(ドラマは何でも教えてくれる、2007/12/04)
えーと、薫の料理を、湯川先生はおいしいと思ってはいないと思うのですが……。
- ガリレオ 第八章「霊視る(みえる)殺人事件を知らせた姉の幽霊!」(TV雑記、2007/12/04)
色々な作り方を試して試行錯誤した結果なのに何故それを改変しようとするんだろう、料理ベタな人って。
本筋に関係ないけど、個人的にツボでした。