窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「麒麟がくる」第五回「伊平次を探せ」

出演

あらすじ

十兵衛が斎藤利政に、鉄砲は破壊力は抜群だが、準備に時間がかかり過ぎ、連射も効かないため、戦に使えるとは思えない、と報告。利政は、では将軍が本能寺を通じて大量の鉄砲を集めようとしているのは何故なのか? と問い返し、もっと鉄砲について調査するように十兵衛に命じる。

十兵衛は鉄砲の仕組みを調べようとするが、素人では分解することができない。そんなときに伝吾が、地元の伊平次という職人が国友村で鉄砲の製造に関わっているという情報を入手。十兵衛は国友村まで出かけるものの、伊平次は既に国友村にはおらず、京の本能寺にいるという。そこで利政に願い出て再び京へ出かける。

京では三淵藤英や松永久秀と再会。運よく将軍・義輝にも拝謁でき、三淵の弟である細川藤孝とも知己を得る。

松永は十兵衛に、鉄砲が当たるか当たらないかが問題ではない、鉄砲を持っているというだけで戦が有利になると説く。逆に鉄砲を持っていなければ戦わずして降伏するしかないと考える者も出てくる、これからの戦の在り方は変わるぞと。

松永久秀を通じて十兵衛は伊平次とも会うことができた。松永は伊平次に鉄砲30丁の製造を依頼するが伊平次は断わる。松永の要求を聞けば、次は細川晴元から鉄砲50丁の製造を依頼され、それを知った義輝から今度は100丁要求される。そういうのはもうごめんだと。だが、鉄砲を分解してほしいという十兵衛の依頼は引き受ける。

今日の松永久秀

(二人で盛り上がっている十兵衛と伊平次に)「わしを置いて行くな! わしを忘れるな!」

雑感

  • 先週、足相撲とは何ぞやと書いたが、今回は女郎衆による実演があった。ちょっとエッチだがお座敷芸としては面白そう。畳がなくなってしまった現代では再現は難しそうだが。
  • 利政が鉄砲で的に命中させた時の無邪気なはしゃぎ方が可愛かった。
  • 十兵衛、今回の京への出張費用はすべて利政に負担させることに成功。
  • ハセヒロさんが鉄砲の改造を検討する様子は「八重の桜」の川崎尚之介を彷彿させる。わざと意識してそう演出している節がなきにしもあらず。
  • 駒が京へ帰ることになり、十兵衛への挨拶のため城から明智荘へ(徒歩で!)向かう。が、十兵衛は近江の国友村へ出かけた後で数日経たないと戻って来ない。メールはもちろん電話もない時代にはこうしたすれ違いは日常茶飯事だったか。しかし半年以上も美濃にいたわけだから、訪問前に手紙くらい書いておけばよかったのに……。
  • この時、駒は一人で往復するつもりだったが、危ないからと菊丸が同道する。菊丸はなぜ頼まれもしないのにこんな親切を申し出たのだろうか? 貧しい百姓にしてみれば、こんなことのために一日潰す余裕はないはず。駒に惚れたか……?
  • 十兵衛が京へ行った時に。駒・東庵とニアミス。十兵衛は気づかず、駒は「まさか十兵衛さまが京にいるはずがない」と見間違いだと思い込む。今後二人の再会はあるのだろうか。

登場人物の満年齢(1548年)

氏名 満年齢 役者の年齢
明智十兵衛 20 42
斎藤利政 54 54
松永久秀 40 61
細川晴元 34 66
三好長慶 26 65
細川藤孝 14 43
足利義輝 12 38

三好長慶細川晴元を支える重臣だが思ったより若くて驚いた。細川藤孝が十兵衛に真剣で斬りかかり、軽くあしらわれたのは、腕の差ではなく年齢の差だろう。


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(2020/4/2 記)