窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

戦国時代に生きるとしたら

僕だったら、戦国時代どころか、15年前の世界にも行きたくない。iPhoneがないから。

自分がかつて生きていたことのある時代ですら行きたくないのに、戦国時代なんて願い下げである。食べ物、着るもの、住まい、しきたり。身分が高くても不便が多そうだし、まして低い身分であれば困ることだらけだと思うが、一番気になるのは医療である。

自分は、持病を抱えていて薬が手放せないというわけではないが、それでも風邪をひくこともあれば、歯が痛くなることもあり、なんだかんだで年に数回は何かしらの医院にお世話になっている。かゆみ止めや湿布薬などの市販薬も含めれば、かなり医者や医薬品に依存した生活を送っているといえる。

これらを一切頼ることができないとしたら、恐ろしくて、とてもそこで生きていくことはできない。ちょっとした風邪でも命取りになりかねない。唯は健康優良児で、これまで医者にかかったことがほとんどないのだろう。ちょこちょこ行き来している時も、米やお菓子などの食料を持って行くことは考えても、「薬を持って行く」という発想はなかったようだから。

ところで、戦国時代の人と現代人の唯と、体力的にどちらが優れているだろうか。ここでいう体力とは、力やスタミナのことではなく、病気に対する耐性のことを言っている。戦国時代は公衆衛生などは非常に遅れており病気が発生しやすい環境だと思うが、これは現代生まれの唯でもこの世界で暮らす以上は同じである。ただ、高校生になるまでに各種ワクチンの予防接種をしてきているはずで、それに関しては有利だといえるかも知れない。

いずれにしても長生きはできないだろうが、太く短く。それも人生だ。


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