窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(012)

第3週「ジョウロウホトトギス」(火)

放送日

  • 2023年04月18日

概要

東京行きが決まった万太郎は、憧れの植物学者に会えると舞いあがる。一方、綾はせっかくの縁談を破談にし、タキをがっかりさせてしまう。酒造りへの情熱を捨てられない綾は、蔵人の幸吉にある相談を持ちかける。春になり、万太郎は竹雄を伴い、いよいよ東京へと旅立つ。(NHKオンデマンドの解説より)

綾の見合いの相手は40歳を過ぎた裕福な商家の当主で、最初の妻に先立たれ、その後添いにということだった。えっ、そんな相手歯科いないの?

幸吉は綾の希望に従い、酒造りの手ほどきをする。そして、麹を変えれば酒の味が変わると聞き、もっと辛口のキリっとした酒を造ってみてほしいと頼む。

皆造の日(だよね?)タキは出来上がった峰乃月を味わい、今年もいい酒ができたという。そこへ綾が、この酒も試してほしいと差し出す。峰乃月は口当たりのいい酒だが、品評会に出すには、一口で良さがわかる辛口の酒の方がいいのではないかというのだ。が、タキは、綾がでしゃばったことをしたことに怒り、試飲もせずに退ける……

感想

見合いの席をぶち壊した綾に、縁談は家と家とを結びつけるもの、仲人の顔にも泥を塗ったとタキは激怒するが、天下の峰屋の娘、花も恥じらう二十歳の美少女の相手が40過ぎのオッサンでは、綾も夢が持てないだろう。なんだか「タイタニック」でキャルドンと結婚させられるローズのことを思い出した。キャルだって彼なりにローズを大事にしようとしていたのだ。幸吉は、綾にとってもジャックになるか?

綾の、品評会用の酒を造るというのはいいアイデアだ。現在は、小さな酒蔵だって何種類もの酒を仕込む。種類があるのは割ることではないと思うが、なぜタキはあそこまで激怒したか。そもそも幸吉が勝手に酒を仕込むなどはできない相談で、杜氏の親方の許可を得てやっていたはず。「蔵のことは杜氏に任せている」と言いながら、杜氏がよしと判断したことに文句を言うのもおかしな話だ。

蔵人らで試飲はしたはずで、そのときの評価はどうだったのだろうか。また、酒は最低でも樽ひとつ分作ったはずで、タキの認めない酒は今後どうなるのだろう。



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