窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(121)

第25週「ムラサキカタバミ」(月)

放送日

  • 2023年9月18日

登場人物

  • 木村風太(槙野大喜)
  • 横山芽生(槙野千鶴)←いつ鈴木咲と代わったのか気づかなかった

概要

神社の森の植物を守るため、国が推し進める神社合祀令をどうにか食い止めたいと考えた万太郎は、大学を辞め一植物学者として生きることを決意する。寿恵子、千歳、百喜ら家族もそんな万太郎を応援するのだった。ある日、りんは千歳にあるお願いをする。(NHKオンデマンドの解説より)

万太郎が寿恵子に大学を辞めたいと相談したのを聞きつけた千歳は、家族会議を開くことを要求。子どもらの前で、神社合祀による伐採をやめさせたいが、大学の立場ではそれはできないと説明すると、子どもたちは反対するのかとおもいきや、百喜は「こんなこともあろうかと安定した役所勤めを選んだ」と言い、大喜は「一高を辞めて働く、早く新聞記者になりたい」と言い、千歳は「もう少し千鶴が手がかからなくなったら私もお母さんの店で働く」と言い、千鶴まで「私も働く~」と言い出して他の三人から「お前は学校」と言われる。

りんは千歳に「差配を継いでほしい」と話す。家主の身体の具合があまりよくないので、これからは一緒に暮らしたいと言うのだ。千歳にはすべて仕込んだから、あんたが継いでくれれば安心だと。千歳は引き受ける決意をし、歩けるうちに温泉に行くよう伝える。万太郎や寿恵子がこれまで世話になった礼を述べると、「この家に住んでくれてありがとう。あんたたちのおかげで、私も家族が持てた」と答えるのだった。

今日の槙野家

大喜「この間授業で習ったばっかりだよ、木々がしっかりと根を張ることで、山崩れを防いでいる。災害の多い日本で、木が重要なんだって」
千歳「それを目先のお金に替えるために切ってくなんて、だいたい払い下げて終わり、あとは知らないって、そういうやり方、りんおばちゃんが一番嫌がるんだよ」
百喜「この前の戦争からこっち、国民は国を愛せってやたらに言われるだろう、でも国への愛って、もっと身近な、故郷への愛着から生まれると思うんだ」
千歳「ふるさとのご神木が切られたら、悲しいじゃない」
千鶴「鳥もいなくなるね」
百喜「鶴、頭いい」

これ、明治の話? それとも令和の話??

感想

くさ長屋の住人が一人また一人といなくなるのは少し前にやったが、まさかりんまでがいなくなるとは思わなかった。千歳を後継とするなら、これから引継ぎをしないといけないと思ったら、「すべて仕込んである」と言う。そうか、千歳は半分りんに育てられたようなものだから、りんの仕事をずっと見てきたわけだ。手伝わせたこともあったのだろう。その前に食事の支度をしていて、寿恵子が千歳に「あんたは私よりうまい」と言い、千歳が「私はりんおばさん仕込みだから」と答えるシーンがあった。並べ方がうまい。

これまでりんから家主の存在がたびたびほのめかされ、いい仲だということもわかっていたが、本人が姿を見せない。前作「舞いあがれ」では当初からさくらの恋人「むっちゃん」が存在をほのめかされながらもずっと登場せず、きっとあっという大物(福山雅治とか)で、これならさくらが夢中になるのも当然、と思わせるのかと思ったら、前原瑞樹という、知らない人だった。なんでここまで引っ張って隠してきたのかと思ったが、今になってわかる。本作で重要な役割を演じる藤丸役を演じる役者の前宣伝を兼ねていたわけだ。そこで家主も、次回作「ブギウギ」の主要登場人物が最後の最後に出て来るのか、と思っていた。が、りんがここで去るということは、家主は最後まで出て来なさそうだ。一説には、質屋の中尾がそうではないかという説もあったが。

ところで、一緒に暮らすということは、りんは家主の妾というわけではないのだ。それなら、なぜこれまでちゃんと夫婦として生活してこなかったのだろう。差配の仕事をしていたって、夜は家主の家に帰ればいいではないか。事実婚別居婚という現代らしい生き方を明治の時代に体現していたということか? と思っていたけど、今日、twitterでは、いったんは結婚していたが、子ができなかったために離縁された(でもお互いに嫌いじゃないから付き合いはずっと続いていた)のでは、という説を披露する人がいた。興味深い説だ。


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