第6週「バドジズってなんや？」（月）
放送日
- 2023年11月6日
概要
スズ子と秋山は、大きな期待と小さな不安を胸に東京へ向かう。東京では、辛島部長の手配で、小村チズが営む下宿に住むこととなる。梅丸楽劇団では、演出家の松永大星らが、海外に負けないような画期的な男女混合のミュージカルを作ろうとしていた。そして、作曲家の羽鳥善一は自身の手がける曲を歌う歌手として待ちわびていた。（NHKオンデマンドの解説より）
感想
スズ子の旅立ちの日、朝早いだろうに、家族だけではなく、はな湯の常連さんが勢ぞろい。熱々先生にアサ、キヨまで来なくてもと思うが、誇らしい気持ちと寂しい気持ちとあって、みんな、見送りたかったんやろな。
東京での下宿先の女将をふせえりが見事に演じた。親切ではあるが、とにかく相手に口を挟ませない。途切れなく喋っているわけではなく、要所要所でブレイクはあるのだが、何かを言おうとするその機先を制して話し始めてしまうのだ。実際に目の前にいたら相当に厭な人だと思うが、そう感じさせないのがうまい。
スズ子は秋山を連れ、東京の町をひたすら歩き続ける。地道な基本練習をひたすら繰り返すタイプの練習熱心ではなく、大きな好奇心と体力に任せていろいろなことに興味を持ち、積極的に関わって吸収していく、それが芸の肥やしになるタイプなのだろう。
