第25週「ズキズキするわ」(木)
放送日
- 2024年3月21日
概要
愛子は、翌日の体育の時間に足の速い転校生と競走することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を休みたいと言いだす。スズ子は、自分も水城アユミとの新旧対決から逃げたかったが、今は逆に楽しみだと話す。そして、逃げるかどうかは愛子が自分で結論を出すようにと伝える。翌日、学校に行くかどうか迷う愛子を家に残し、スズ子は羽鳥善一のもとに向かう。(NHKオンデマンドの解説より)
感想
前回、
例えば「水城アユミに『ラッパと娘』を歌ってもらうことにしましたワ、あの子がどんな風に歌うのか、ワクワクします~」という風に言ってほしかったのか。
と書いたが、スズ子はまさにそのようなことを羽鳥に言って許可をお願いした。もちろん羽鳥はOKを出した。
大野さんが愛子に話をする時、自分のことを「大野さん」と呼ぶのが面白い。愛子にはそれがいいのかも知れない。
愛子は勝負したくないから学校を休む、と言っていたが、結局学校へ行き、競争をしたが、負けてしまった。悔しがって泣く。一は「誰も気にしてなかった」と言うが。
備考:1956年の紅白歌合戦
丸の内テレビジョンの会議室の黒板に、決定済みの歌手と曲がメモしてあるのを写してみた(読み取れない文字は「・・」で記した)。実際の紅白出場歌手との比較。
オールスター男女歌合戦 | NHK紅白歌合戦 |
---|---|
白 | 白 |
榎本敦郎「自転車行楽」 | 岡本敦郎「自転車旅行」 |
笠木正夫「福島炭坑節」 | 鈴木正夫「常磐炭坑節」 |
石英男「ラ・イ・ドン」 | 高英男「セ・シ・ボン」 |
ラックミネ「あのたの青空」 | ディック・ミネ「私の青空」 |
樫山一郎「あゝ草原は緑」 | 藤山一郎「あゝ牧場は緑」 |
槙不二夫「旅客の雲」 | 真木不二夫「旅路の雨」 |
畑中照夫「愛とは素晴らしいもの」 | 旗照夫「恋とはすばらしいもの」 |
西山林太郎「白城の子守歌」 | 東海林太郎「赤城の子守唄」 |
原田次郎「秋風の吹きよで」 | 若原一郎「風の吹きよで」 |
遠江俊郎「思い出夕焼け」 | 近江俊郎「思い出月夜」 |
代坂一也「ハートブレイク・トリップ」 | 小坂一也「ハートブレイク・ホテル」 |
冬風八郎「別れの一本松」 | 春日八郎「別れの一本杉」 |
千田勝彦「白銀の山小屋で」 | 灰田勝彦「白銀の山小舎で」 |
三林満男「哀愁汽車」 | 三橋美智也「哀愁列車」 |
伊風・「夜明けの節・・」 | ?「?」 |
赤 | 赤 |
波井恵子「北の花嫁さん」 | 荒井恵子「南の花嫁さん」 |
白坂・・「・・炭坑節」 | 赤坂小梅「三池炭鉱節」 |
ポギー森山「ク・ラセ・ラセ」 | ペギー葉山「ケ・セラ・セラ」 |
茨田りつ子「バムル・バムタ」 | 淡谷のり子「ルムバ・タムバ」 |
惠里エミ「お転婆ララ」 | 江利チエミ「お転婆キキ」 |
噺唄勝三郎「島人お吉の唄」 | 小唄勝太郎「唐人お吉の唄」 |
林あき汀「夜」 | ?「?」 |
献風吹雪「哀れなジン」 | 越路吹雪「哀れなジャン」 |
外原・・「ハルハル」 | 中原美紗緒「フル・フル」 |
エク・・・「娘艶歌師」 | コロムビア・ローズ「娘艶歌師」 |
・・光枝「赤いランプの燈る場所」 | 奈良光江「白いランプの灯る道」 |
高木美榮子「花ちゃんはお嫁に」 | 鈴木三重子「愛ちゃんはお嫁に」 |
津梅子「東京ジェリー」 | 大津美子「東京アンナ」 |
水城アユミ「ラッパと娘」 | 該当なし |
福来スズ子「ヘイ・ヘイ・ブギ」 | 笠置シズ子「ヘイ・ヘイ・ブギ」 |
なお「オールスター男女歌合戦」の司会者は男女一名ずつだったが、「紅白歌合戦」の司会者は紅組が宮田輝、白組が高橋圭三、総合司会が石井鐘三郎で、女性は起用されていない。