「官僚たちの夏」第三話「大臣との対立」(TBS)

そろそろテイストが原作に近くなってきたか?

出演

感想

史実を知らずテレビを見ただけでいうのだが、売上げが増えることを期待して設備増強⇒売上げ微増⇒倒産、などというパターンはよくあるといえばよくあるんだが、特に対米輸出となると、市場原理だけでコントロールできるはずもないのに、繊維業界の人は何を根拠に増産を決めたのか? 時代の流れに酔っていたのだろうか?

国内産業派、国際通商派……という色分けが厭だ。いくら風越に世話になったからといって、個々の政局では違った意見があろうし、大臣秘書官の仕事は大臣の仕事の補佐であってスパイ活動ではないだろう。これだから派閥というやつは……。

あちこちのブログでこのドラマの感想を目にするのみならず、新聞・雑誌の投書欄などでも目にする。それなりに注目されているのだろう。ただ、その大半が、日本の高度経済成長の陰で、こんなにも熱く、こんなにも必死になっていた人たちがいたんだなあ、といった、通産省の官僚礼賛として受け止めているらしく、それに疑問を感じている。

確かにドラマでは、原作と違い、通産省礼賛ぽく描かれてはいる。しかも、風越や庭野、鮎川などの国内産業派が正義で、国際通商派が敵役になっているが、本当にそうなのか。

短期間で人事異動があり、誰が局長になるかによって政策が変わり、それによって産業界が右往左往する……これは本当に正しいのか。そういうことに対してもっと批判的に受け止めるべきだと思うのだが。少なくともビジネスマンであれば。