窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」(5)(6)「善良な市民同盟」

題名

  • 善良な市民同盟

放送日

  • 2022年7月11日、12日

登場人物

雑感

まあ面白かったけど、リアルな分、設定の甘さが気にかかる。それを気にさせないためには畳み込むような展開が必要だと思うが、相変わらずスローペース。前後編に分ける必要はなく、15分でまとめた方が良かった。

ワクチンを接種する医師? がいたり、そこに列を成す人がいたりして、それなりの組織の大きさを感じさせる。一人二人が悪戯でやっているわけではないのだろう。しかし、今や世界の人口は80億になんなんとしている。それを全滅させ、あとの世界を数百人か数千人で運営していかれるわけがない。人数は増やす必要がある。

となると、メンバーは、自分の家族、友人、職場の同僚、身の回りの人でこれはと思う人を次々に推薦し、調査し、メンバーに加えていくという行為は不可欠のはず。それをしない時点で怪しい、ということになる。

ただし守屋は、エリに打ち明ける前にまず組織の人に相談すべきだったとは思う。先にエリに話したのは、手順が悪かった。

というか、そもそもこの善良な市民同盟は最も過激なテロ組織そのものなのだから、さっさと警察に駆け込むべきだった。もっとも、何の証拠もないだろうが(だって、実際にテロを企てていたわけではなく、守屋を騙していただけだから)。

原作は「なりそこない王子」所収。あとで読んでみよう。
(2022-08-04 記)


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