窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(029)

第6週「ドクダミ」(木)

放送日

  • 2023年05月11日

登場人物

  • 住田隆(牛久亭九兵衛、噺家
  • 山脇辰哉(堀井丈之助、大学生)
  • 山谷花純(宇佐美ゆう、小料理屋の女中)
  • 山本花帆(及川小春、福治の娘・棒手振り)

概要

十徳長屋に住むことを決めた万太郎と竹雄。差配人のりんや住人・福治たちの手を借りて、部屋に荷物を運び入れる。そして、植物標本が手元に戻った万太郎は、改めて倉木夫婦を訪ねるのだった。東京での新生活、いよいよスタート!(NHKオンデマンドの解説より)

今日の万太郎と竹雄

「ええですか。峰屋は若のお財布じゃない。はい」
「……」
「はい!」
「……峰屋は若の、財布じゃない」

感想

万太郎が峰屋の当主とわかると、住民たちは新生活を手伝い、おこぼれにあずかろうとするが、勘当同然に出て来たと聞き、手伝いをやめる。……が、頼み込まれ、長屋の周りのどくだみを抜くのを、結局、総出で手伝う羽目になる。欲得ずくのようでいて、どこか抜けていて人のいい住民たちである。

万太郎は約束通り、倉木に100円を差し出す。施しのつもりか、憐れんでいるのかと倉木は食ってかかるが、万太郎は否定し、金を措いて家を出て行く。この金は拒否してほしかったが、あちこちに借金のある身としては、そうしてくてもできなかったというところか。まだ受け取ると決めたわけではないが。

万太郎は、高知ではタキに勘当してくれと言い、今また長屋の住人には勘当されたつもりで出て来たなどと言うけれど、金をたかる気満々なのが笑える。着いた草々牛鍋を食べ、倉木の子の医者代を払ってやり、いわれのない100円をぽんと差し出すあたり、新生活を始めるに当たって相当な金を家から持たされてきたということだろう。勘当した子に誰がそんな金をやるものか。

山谷花純は覚えがないのだが、「悪の教典」の三田彩音、「寄生獣」の裕子、「コード・ブルー」の富澤未知、「鎌倉殿の13人」のせつ(比企能員の娘)など、ずいぶん遭遇している。


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