窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

(07)「おかしきことこそ」

題名

  • 「光る君へ」第07話「おかしきことこそ」

放送日

  • 2024年2月18日

登場人物

概要

道長への想いを断ち切れないまひろは、没頭できる何かを模索し始める。散楽の台本を作ろうと思い立ち、直秀に直談判。まひろの演目は辻で披露され、次第に評判を呼び大盛況に。噂を聞きつけた藤原家の武者たちが辻に駆けつけ大騒動に。一方、道長や公任ら若者たちはポロに似た球技・打毬(だきゅう)に参加する。招待されたまひろは倫子たちと見物に行くことになるが……。(公式サイトより)

985年、よしこ亡くなる。

為時は帝に、何もかも義懐(よしちか)にお任せするのはいかがなものか、と苦言を呈すると、信用できる者が義懐とお前しかいないのだから仕方がないと言う。それを聞いた為時は、兼家の間者でいることが耐えられなくなり、兼家に解任を願い出る。それが認められ、晴れ晴れと帰宅すると、まひろは喜んだが、宣孝は、次の帝は右大臣の孫だ、右大臣の側にいなくてどうすると叱り、いとは、以前のようなみじめな暮らしはもう嫌だ、右大臣の引き立てがなければ太郎もどうなるかと言って為時に泣きつく。

打毬に道長が出ることを知ったまひろは、観戦を躊躇するが、結局見に行くことに。倫子、茅子、しおり、赤染衛門のほか、ききょうも来ていた。まひろはこまろを抱き、なるべく下を向いているが、ついつい目は道長を追ってしまう。試合後、逃げ出したこまろをおいかけたまひろは、斉信らがまひろのことを「あれは地味でつまらぬ」「あれは身分が低いからダメだ」「女こそ家柄が大事」などと言っているのを聞いてしまう……。

今日の藤原兼家

「人の命を操り、奪うは卑しき者のすることだ」(どの口が言うか……)

今日の桐子

「あなたそれ、私に言わないで、日記に書きなさいよ」

今日の道隆と道兼

「父上に無理させられて、疲れておらぬか。お前は気が回る。その分、父上にいいように使われてしまう。そうではないか」
「……」
「わしはわかっておるゆえ、お前を置いてはゆかぬ」

今日の為時と兼家

「右大臣さまの御恩は生涯忘れませぬ。しかし、このお役目は、お許しくださいませ。……これ以上帝を偽り続けますことは……」

雑感

いくら斉信らの話を聞いて傷ついたからといって、こまろの捜索を打ち切って帰宅してしまったのはいただけない。視聴者は「帰るのかよ!」と叫んだに違いない。

斉信はききょうに首ったけ。しかしききょうは人妻だ(知らなかったがこの時点で子持ちのようだ)。

兄からの温かい(?)言葉に泣き出す道兼。本当は素直な、いい奴なのかも知れない。だんだん道兼が哀れに思えて来た。

花山天皇は為時が右大臣とはつながっていないと思い込んでいて、そんな帝の様子を兼家に伝えるのは気が咎めるのかも知れないが、別に為時は帝を騙しているわけではない。まして何か陥れたりしているわけでもない。ただ「報告」をしているだけだ。そこは割り切ってもいいんじゃないか、とは思う。世渡り下手は、悪いことではないが。

今日のtwitter