窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

篠田麻里子が結婚

2019年2月16日、元AKB48で女優の篠田麻里子が一般男性と結婚した。20日にファンクラブ公式サイトを通じ発表。篠田麻里子は32歳、夫は3歳下。

元AKBとしては前田敦子に続く結婚、だという認識でいいのかな?

彼女の出演作はドラマも映画も一作も見たことがないが、一応、ニュースではあろう。

リンク

(2020/9/22 記)

「グッドワイフ(TBS)」第六話「崖っぷちの選択」

出演(ゲスト)

  • 春風亭昇太(三栗谷剛、車椅子の弁護士)
  • 温水洋一(坂口孝彦、「海老塚建設」への集団訴訟原告団の代表)
  • 嶋尾康史(辻本則之、「海老塚建設」への集団訴訟原告団の代表)
  • 今井隆文(円香が利用している情報屋)
  • サミ・ポップ(「海老塚建設」の警備員)
  • 今泉佑唯(「海老塚建設」とつながりのある「テイショーコーポレーション」の会社秘書)

概要

多田が賠償金15億円を見込める健康被害に対する集団訴訟代理人をすることになる。多田が3年かけて無料相談にのり、満を持して臨む案件だった。

杏子と共に正式契約を結びに行く日、そこにはもう一人の弁護士が呼ばれていた。車椅子に乗った弁護士・三栗谷剛だ。人づてに聞きつけて、首を突っ込んできたのだ。病気により車椅子生活を送っている立場を巧みに利用して「みなさんの気持ちがわかる」と被害者たちに取り入っていく一方で、次々と用意周到な手を打ち、杏子と多田のペースは乱されていく。結局、どちらが代理人になるかは、被害者たちの多数決で決まることに。しかし、訴える相手企業と三栗谷が繋がっている可能性が浮上する……。

一方、ついに保釈され、帰宅が決まった壮一郎。佐々木と共に、南原を決定的に追い込める証拠を探していた。そんな中、南原と脇坂が接触するところを目撃。南原に自ら接触をはかる――
(公式サイトより)

(2023-09-30 記)


映画ランキング

「いだてん~東京オリムピック噺~」第七回「おかしな二人」

「神回」という言葉は安易には使いたくないが、今回は目の醒めるような回だった。

出演

概要

三島弥彦は、帝大卒業後の進路の問題や家族の反対のこともあって、オリンピック出場を拒んでいたが、嘉納治五郎の巧みな説得もあり、ついに出場を承知することに。

四三はオリンピック出場は快諾したものの、渡航費・滞在費あわせて1800円(現在だと数千万円くらいか?)もの費用を用意しなければならないと言われ、絶望的な気分になる。仕方なく兄に泣きついて無心するものの、裕福ではない金栗家で何とかなる金額ではないことは四三も承知している。

野口源三郎らは、国の代表としていくのになぜ国が負担しないのかと四三に詰め寄る。四三は、詳しい事情は知らないものの、その件で嘉納治五郎が苦労していることを感じているため、文句を言えない。美川秀信は、四三の兄はケチだし四三が走ることに反対しているから金を作ってくれるはずがないという。思い余って嘉納に相談にいくものの、打ち明けられないでいると、何事かを察した嘉納は、自分のコートを質に入れ、その金を四三に渡し、これで服をあつらえるように、これは日本体育協会ではなく嘉納治五郎個人からだと告げる。

ストックホルム行きが決まると、英会話や行儀作法も学ばねばならない。弥彦は自宅を研修の場に提供する。講師は大森安仁子。西洋式の作法など知らない四三は厳しく怒鳴られ料理の味もわからず怯えるばかり。弥彦は、優雅で、もちろん行儀作法をわきまえているばかりか、ピアノを弾き、最近はカメラに凝っているという。その弥彦は四三に向って、いい家族がいて良かったね、と語るが、こんなに恵まれている弥彦が何をいうかと弥彦をいぶかしむ。

弥彦はシマに手伝わせて写真の現像をするが、これはうまく撮れた、といって取り上げたのは、自分を「三島家の恥さらし」呼ばわりする母・和歌子の肖像だった……

一方、熊本では実次が四三のためになんとかしようと金策に走り回る。スヤの紹介で玉名村の庄屋である池部の家へ借金の無心に行くが……

雑感

すべてに恵まれているように見える三島弥彦にも、求めて得られないものがあった。「母は兄にしか興味がない、兄は金にしか興味がない。ま、期待されていない分、気楽なものさ」と言いつつ、自棄になったりもしないし、他人を羨んだりもせず、学業にもスポーツにも抜群の成績を残していくのだが、寂しさを隠せない。お、といって取り上げたのが四三でもシマでもなく、母の写真だった時はぐっときた……

(2019/3/10 記)

ベッキーついに結婚

ベッキーが2019年1月に婚姻届けを提出したことを、SNSを通じて公表した。相手は元プロ野球選手の片岡治大。ベッキーは34歳、片岡は35歳。

川谷絵音との不倫がすっぱ抜かれたのは2016年1月。あっという間の気がするが、二年経ったわけだ。

(2020/8/31 記)

「グッドワイフ(TBS)」第五話「夫婦の条件」

出演(ゲスト)

概要

  • ちなみは数矢の無名時代から支え続けた糟糠の妻だが、人気歌手となった和也には愛人がおり、7年前から別居・離婚協議中。
  • 数矢の資産が約20億であることから、杏子(+多田)は財産分与+慰謝料で11億を請求するが、栗山は6000万が妥当と主張。
  • 数矢が唯奈と早く結婚をしたがっている(そのため早くちなみと離婚する必要がある)ことをみてとった杏子らは、早期解決の代わりに価格交渉に成功しかける。が、そんな矢先に、数矢が事故を起こして意識不明となる。
  • 検査の結果、バイクの運転前に睡眠薬を飲んでいたことがわかり、ちなみに殺人未遂の嫌疑がかかる……
  • 一方、長年ないがしろにされてきたと感じた脇坂怜子は、夫に競技離婚を持ち掛け、代理人として杏子を指名。無事に話し合いが済んだ後、杏子へお礼の代わりに、杏子の家に脇坂博道が盗聴器をつけていることを教える。
  • 盗聴器の存在を確認した杏子は壮一郎にそれを告げ、壮一郎は脇坂に、これをネタに保釈を要求。

雑感

  • 栗山が多田と別れたのは、多田は自分のことを心から愛してはいない、他に好きな人がいるのでは? と感じたためだったが、多田が杏子と仕事をしている様子を見て、それが誰のことかわかったという。本人は否定しても周囲にはバレバレ、というのは多田らしいが、いい年をした大人が、しかも弁護士職にある人間が、ここまで感情が周囲に筒抜けというのもいかがなものかと思う。小泉孝太郎だから許されるけど。
  • ついに壮一郎がシャバへ出てくることに。

配役

  • 芦名星は名前に憶えがある。「八重の桜」で神保雪(手籠めにされた子か?)

(2019/3/10 記)

「疑惑」(テレビ朝日)

2月3日(日)放映。津川雅彦の遺作。津川は昨年8月に亡くなられているので意外だ。撮影後、なぜ放映まで半年近く空けたのか。

原作

出演

雑感

  • 映画はよく知っているが、過去4回もテレビドラマ化されていたとは知らなかった。そうなると毎回特色を出さなければならず、今回の見どころは「白河球磨子が佐原卓子に恋をする」というところか。まあ、米倉涼子黒木華の路チューは確かに見物ではあったが。
  • TVドラマとしては十分楽しめた。ただ、粗もたくさん目についた。
  • このドラマの肝は、誰がどう見ても球磨子が犯人だろうと思うが違った、という点にある。だから無罪を勝ち取った佐原は批判されるし、自身も葛藤を感じるのである。誰がどう見ても、というのは、動機もそうだが、球磨子なら人ひとりくらい平気で殺すだろう、と思える人間であることが必須だ。しかし本ドラマにおける球磨子は、確かにホステスの顔を焼いたり家を騙し取ったりする程度には「ワル」であるが、人が平気で殺せるかというと、そこまでには感じられない。黒木華は悪ぶってもどうしても人の好さが顔に出るし。
  • 真相解明がお粗末。靴とスパナは実はこのように使われたのです、といくら佐原が力説しても、それは「そういう可能性もあり得る」という程度に過ぎず、とても藤原好郎の目撃証言を覆せるとは思えない。それを裏付ける証拠が提出されなければ意味がなく、この点はいくらなんでもお粗末であった。
  • 佐原卓子は黒いものでも白くする敏腕弁護士という設定のようで、それはそれで面白いと思ったが、大貫由紀の存在が中途半端。公式サイトで説明されているエピソードは本編では語られず、何のために登場してきたのかわからなかった。
  • 白河福太郎が球磨子を見初めたのがキャバクラ、というのは今風なのかも知れないが、話が安っぽくなってしまう。銀座のクラブだからこそ地方からでも通うのであり、キャバクラだったら何もわざわざ都心まで通わなくても熱海にだってあるやろ? と思ってしまう。

(2019/3/8 記)

「グッドワイフ(TBS)」第四話「過去との決別」

出演(ゲスト)

  • 須藤理彩(荻原奈津子、蓮見一家が一軒家に住んでいた時の杏子のママ友)
  • 佐藤緋美(荻原翔平、奈津子の息子・野球部所属)
  • 霧島れいか(宇佐美沙織、蓮見一家が以前住んでいた地区のボス的存在)
  • 沢林太郎(宇佐美友也、沙織の息子・野球部所属)
  • 前田旺志郎(中村明宏、野球部所属)

概要

  • 勇人の級友である翔平に殺人の嫌疑がかけられた。翔平は杏子に助けを求める。
  • 翔平一家は、以前、杏子らが高級住宅街に住んでいた時の近所。当時杏子は奈津子と親しくしていたが、杏子がスキャンダルに巻き込まれると、掌を返したように杏子のあることないことを触れて回るようになる。
  • 勇人は、そんなやつを助けることはないというが、奈津子はともかく、翔平は自分を頼ってきたのだから見捨てられないと杏子は言う。
  • 杏子らの調査の結果、真犯人は別にいることがわかったが……

雑感

  • 疑いが晴れた後、奈津子は杏子にこれまでのことを謝罪し、「連絡するから、また一緒にランチしたりしましょう」と言う。が、杏子は「いいえ、そんなことを言ってあなたは決して連絡なんかよこさないわ」と冷たく言い放つシーンは震えた。
  • その後、円香みちるが杏子を飲みに誘うシーンはなかなか良かった。みちるは悪い人ではないらしい。
  • 祥平の疑いが解けたのは良かったが、真犯人はやはり同じ学校の生徒でかつてのご近所さんだったから、爽快感はない。

配役

(2019/3/8 記)

「いだてん~東京オリムピック噺~」第五回「雨ニモマケズ」

出演

概要

予選会開催。三島弥彦は裏方に徹すると言ったのにたいしたことのない奴らが走っているのを見て我慢できず、急遽出場を決める。100m走、200m走、400m走で優勝。

未知の十里(40km)マラソンでは、四三がトップでゴールインし、嘉納治五郎に抱きとめられる……

(2019/2/24 記)

「グッドワイフ(TBS)」第三話「隠された罠」

第三話目にして神回か!? 非常に面白かった。

出演(ゲスト)

概要

  • 列車の脱線事故が発生。事故で死んだ運転士の居眠り運転で処理されようとしていたが、遺族は神山多田法律事務所に依頼。ブレーキ痕がないことから、ブレーキを踏んでいない、つまり運転士は居眠りをしていたと判断されたが、遺族は、それは当人の単なるミスではなく、過重労働が原因だと訴えた。
  • 過重労働の証拠をつかもうと必死で調査するも、やり手(?)の河合弁護士の打つ手も早く、証拠は隠され、関係者には口止めされ、調査が思うように進まない。が、東神鉄道の内部告発があり、ようやく追求できるようになった。東神鉄道はそれなら仕方ないと言って賠償金に応じる姿勢を見せる。物分かりが良過ぎるのではないかと杏子はかすかな疑念を抱く。
  • 杏子は拘置所の壮一郎に面会に行く。過去の子育てで話がはずみ、初めて杏子は壮一郎の前で笑顔を見せる。壮一郎は杏子に、隼人が長時間机に向かっても成績があがらないのは、勉強のやり方自体が間違っている可能性が高い。そこから見直すようにアドバイスしてやってくれないか?」と伝える。
  • 壮一郎の話を聞いた杏子は、事件のことでインスピレーションを得る。争点は、過重労働があったかなかったかではない。実は列車は整備不良で事故が起きる可能性があることを東神鉄道は知っていながら、修理に莫大な費用がかかることから、手を付けていなかったことが事故の原因だった。亡くなった運転士はブレーキを踏まなかったのではなく、踏んだのにブレーキが利かなかったのだ。
  • 実は整備不良の件は過去に検察の立ち入り調査が入ったことがあり、この事情を壮一郎は把握していた。当時の担当者は脇坂。単なる調査にとどまり、立件や指導までいかなかったことが今回の事件を招いたとマスコミに批判され、脇坂の立場は急に厳しいものになる。
  • 杏子は、壮一郎があのような話をしたのは、子供を気遣ったからでも、自分を励ますためでもなく、自分を利用して、脇坂を凋落に追い込むことが目的だったと気づき、泣き崩れる。そんな杏子を多田がそっと抱きしめる……

雑感

  • どんでん返しといえばどんでん返しだが、過重労働を匂わせ、それを隠し、弁護側の調査でそれが明るみに出ると、折れる。それは真の原因を隠ぺいするためだった……。嘘のリークをする小川祥子の演技が見事。
  • 河合弁護士のクソっぷりもなかなか笑えた。
  • 壮一郎に利用されたことを嘆き悲しむ杏子だが、杏子であれば、わずかあれだけのヒントで真相にたどりつくと信頼されていたわけで、それ自体は喜んでいいことだと思う。
  • 多田クンよ、さめざめと泣く杏子を抱きたくなる気持ちはわかる。杏子も、あの場面では誰かに暖かく包んでもらいたいという気持ちもあっただろう。しかし、事務所の中で(カーテンも閉めずに)そんなことをしてはイカンぞ。

配役

  • 高木渉は最近は役者としても活動しているのか。真田丸の頃に比べて板についてきた感じ。

(2019/2/24 記)

「いだてん~東京オリムピック噺~」第四回「小便小僧」

出演

概要

四三は高等師範学校のマラソン大会に参加したが、出場直前に排尿に行き、スタートに間に合わず、出遅れる。途中で草鞋も切れ、裸足で走るなどのアクシデントがあったものの、三位入賞。感激した四三は、実家に勇んで報告するが、兄から、かけっこをやらせるために東京へ行かせたのではないと叱責される。

しかし、本格的に「かけっこ」にのめりこむことにした四三は、陸上部に入部。草鞋は切れるからと(専用の靴などない時代なので)足袋に目をつけ、播磨屋で足袋を買い求める。四三が購入したのは地下足袋ではなく、室内履きのようだ。これで外を走るのは痛いと思うが……

大森兵蔵の妻が来日。怪しげな英語で語る兵蔵とそれを日本語に訳す妻の掛け合い。

(2019/2/10 記)

矢本悠馬が結婚

2019年1月27日、矢本悠馬が自身の公式サイトで一般女性と結婚したこと、および妻が妊娠していることを自筆で発表した。矢本悠馬は27歳。

矢本悠馬は「おんな城主 直虎」に出演するまで顔も名前も全然知らなかったが、中野直之役を好演し好感を持った。気を付けていると結構あちこちに出ている。ドラマでは「空飛ぶ広報室」(2013)「真田丸」(2016)、映画では「銀の匙」(2014)「クローズ EXPLODE」(2014)「ちはやふる」(2016)「アイネクライネナハトムジーク」(2019)「屍人荘の殺人」(2020)など。2016年以前の作品は、全く印象に残っていないのだが。

リンク

(2020/9/22 記)

「嫌われ松子の一生」(BD)

ブルーレイ視聴。

雑感

約10年前に見た時は、原作の小説を読んだ直後で、中谷美紀市川実日子柴咲コウもよく知らなかった頃。原作と比べてここが足りないここが違うと不満を多く感じたようだ(下記リンク参照)。

今回は、原作はすっかり忘れており、純粋に映画作品として見て、十分楽しめた。

松子の両親は、病弱な妹・久美子を気遣うあまり、松子に十分な愛情を注げず、それが松子の転落の第一歩だったように思われるが、より大きな問題は、(女は)親の言うことを聞いていりゃいい、という教育方針にあったのではないか。教師になったのは、自分が教師という職業に憧れを持っていたとか、資質があると思ったから、ではなく、父親が教師になれといったから。自分のことは常に自分で決める、その結果を自分で受け入れる、という教育がなされていなかった結果が、万引き問題の対処であったり、岡野に振られた後の職業の選択であったり、龍洋一との同棲だったりに出ていると思う。人生の岐路に立った時に、正しい道を選択できないのだ。

久美子も悲惨だ。病弱で出歩けない、慕っていた姉に殺されかける。それでも姉を待ち続けるが、会えないまま死ぬ……。だからラストシーンは報われた思いにさせられる。これから久美子が穏やかに暮らせるとよいなと思う。

(2019/2/10 記)

「グッドワイフ(TBS)」第二話「その男、黒か白か」

出演(ゲスト)

概要

  • 佳恵の父登場。酒に酔って事故を起こし、現場から逃亡、近くの居酒屋にて飲酒。これは飲酒運転をごまかすためだとして、酒気帯び運転、公務執行妨害などで起訴されようとしていた。自分の弁護人として杏子を指名。
  • 佳恵は大輔を嫌っている。大輔は依頼人のためなら黒を白と主張することなどなんとも思っていないため。かつて世間的に相当グレーだった人物の無罪を勝ち取り、非難されたことがある。本人は多忙を理由に滅多に家に帰らなかったので、矢面に立ったのは妻だった。この時の心労がもとで早死にしてしまう。佳恵は、お母さんをころしたのはお父さんだと詰め寄る……
  • 今回の件も、誰がどう見ても酒気帯び運転は間違いなさそうなのに、大輔は酒など飲んでいないと主張する。おまけに当日の詳しい事情を語らない。窮地に立たされた杏子は……

雑感

  • どんでん返しも、大輔が細かい事情を杏子や佳恵に語らなかったことも、あとで真相がわかってみれば「なるほど」と納得のいくことであり、話の展開はうまいと思う。
  • 壮一郎の事件の展開が進まないのは(致し方ないが)気になる。
  • 光太郎はみちるに気があるらしい。今はそんなことを考えている場合じゃないだろうに。
  • 今回の杏子の頑張りに、みちるは少し見直したようだ。

配役

(2019/2/3 記)

「いだてん〜東京オリムピック噺〜」第三回「冒険世界」

出演

概要

四三の高等師範学校の日々。

四三は、朝食は幼い頃の躾を守り、よく噛んで食べる。そのため時間がかかり、寮を出るのは一番あと。が、学校まで約一里の道を走って登校、着くのはいつも一番乗りだった。

夏休みの故郷へ帰省すると、幼馴染のスヤが見合いをするという。落ち込む四三だが、再度上京する四三の見送りに、スヤは自転車で並走し、叫び声を上げ続ける……

天狗倶楽部の三島弥彦はお金もあり、顔もよく、スポーツ万能で、「本気で闘える相手がほしい」などと(火―ロス・リベラのような)ふざけたことを真顔を吐く。

東京でマラソンという競技の存在を知り、四三は驚く。彼がこれまで走っていたのは生活のためで、走るために走る、という世界を知らなかったのだ。四三とマラソンの運命の出会い。

雑感

シマと三島和歌子のかけあいが面白い。

四三は学校まで一里を約20分で走ったという。4km20分は、荷物を持ち、坂道などがあったことを考慮しても、特別速くはない。軽いジョギングのつもりで走っていたのだろう。

ビートたけしの活舌がよろしくなく、話し方もうまいとは思えず、正直うっとうしい。過去のパートは森山未來が語りを担当するが、実にわかりやすい、いい声だ。今後は全部森山未來でいいんじゃないか。

第一話の冒頭(1959年)で、物語はタクシーに乗った志ん生が、地下足袋で走る人物を目撃するところから始まる。これが四三だと思ったので、てっきり金栗四三とは東京オリンピックでメダルを取った人かと思い込んでいた。が、明治生まれだと東京五輪の時は相当な年齢のはずで、計算が合わない。なので混乱していたが、四三が出場したのはストックホルム・オリンピック。それで思い出した。ストックホルムに出場した日本人ランナーは、世界最長記録保持者のはず。

この話は知っている(らばQに取り上げられていたので知った)。そうかこの人が金栗四三だったのか。これで話がつながった!

(2019/1/27 記)