窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「元彼の遺言状」第2話

タイトル

「元彼の遺言状」第2話「超敏腕女弁護士が暴く殺人犯の目的! 150億の行方は!?」

放送日

  • 2022年4月18日

概要

「し」「の」「だ」「を」「た」「の」「ん」「だ」――。麗子は、謎の死を遂げた元彼・栄治が自分に残した暗号に気づく。栄治が暮らしていた軽井沢の別荘へと戻った麗子は、森川家の金治、真梨子、拓未、雪乃、紗英と、栄治の元カノのひとり・朝陽、獣医師の堂上を呼び寄せる。

麗子は、何者かによって栄治の車でひき殺されそうになったことを告白したうえで、ある提案を持ちかける。それは、犯人にこっそり名乗り出てもらい、交渉の場を持ちたいというものだった。麗子の目的は、クライアントである篠田を犯人にすること。森川家から犯人が出てしまうより、自分のクライアントが犯人になる方が皆にとっても都合が良いはずだというのだ。突拍子のない提案に驚く一同。誰も名乗り出ないと思われたそのとき、麗子たちのもとにある人物が現われ……。(公式サイトより)

雑感

今回気になっていたのは、この謎は第2回目で解けるのか、それとも全10回か11回、ずっと引っ張るのか、だ。前回の話の進み方からすると、既に事件は起きていて解決モードになっているようなので、今回解決するようにも思える。

しかし、これは「元彼の遺言状事件」である。ドラマのタイトルが「元彼の遺言状」なのに、これが解決してしまったら、あとの8回か9回はどうなるのか? ということは、解決しかたに見えて、また新たな事件が起き、複雑怪奇な謎が広がっていくのか? と……

結論から言えば、元彼の死亡事件は解決した。残念ながら綾瀬はるかは遺産のおこぼれに預かることができず、ただ働きになってしまった。その後、麗子は個人事務所を開設。そこに篠田が転がり込んでくる。「しのだをたのんだ」という栄治の言葉を、自分に向けての遺言だと受け取った麗子は、篠田を助手として採用することを決意する……

「遺言」とはそういう意味か! これはうまいミスリードだ。これで、「バディもの」としてミステリードラマを続けていくことができる。

ところで、肝心の森川栄治殺人事件だが、登場人物に誰も感情移入できなかったが、詰まらなくはなかった。殺人事件の殺す側や殺される側にいちいち感情移入していたら精神が持たない。純粋にクイズかゲーム感覚で見るのはアリだ。来週以降も見る。
(2022-04-28 記)



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