窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「大豆田とわ子と三人の元夫」第九話

放送日

  • 2021年6月8日

あらすじ(公式サイトより)

ビジネス上は敵対関係にありながら、心を通わせるとわ子と大史。ところが、社長からの恩義に縛られることなく生きることを選んだ大史は、かねてから誘われていたマレーシアの会社に転職することを決断。さらに、現地では建築士としてとわ子の仕事も見込めるとして、とわ子に「人生を一緒に生きるパートナーになってくれませんか」とプロポーズをする。

そのことを八作に伝えた唄は、「取り乱すから」と慎森には内緒にしておくようお願いするが、運悪くそこへ慎森が現れる。その後、バッティングセンターで大史と待ち合わせていたとわ子の元に、なぜか八作、慎森が現れる。慎森いわく、八作がプロボウラーと結婚することになった、と。困惑しながら結婚報告する八作の話を聞いていたとわ子だったが、そこに遅れてきた大史が現れて……。

唄の応援もあり、四度目の結婚や新天地での生活に期待をふくらませつつも、一方では社長として会社と社員たちの行く末も気になるとわ子。そんな彼女に対して、元夫たちはそれぞれの思いを胸に行動を起こす。

あらすじ(上記の続き)

小鳥遊大史は、会議の場では、パワハラ疑惑や判断ミスによる損害などを指摘し、とわ子に辞任を迫る。が、プライベートでは仲良く(?)食事をし、自身の相談に乗ってもらったりしている。

ある日、とわ子が小鳥遊に会うための準備をしているところへ慎森が訪ねてきて、携帯を取り上げ、部屋に閉じ込める。小鳥遊に会うな、あいつはダメだと。そしてとわ子に最もふさわしいのは八作だと告げる。

ちょうどその時、マディソンパートナーズの社長が逮捕された。小鳥遊もデートどころでなくなったわけだ。小鳥遊を心配するとわ子だが、小鳥遊は結局事情聴取だけで済んだ模様。いい機会だから転職する、こんなことでもないと社長のもとを離れられなかった、と小鳥遊は言う。これまで逆らうことができないくらいの恩義を受けた社長の逮捕に案外醒めている小鳥遊を見て、とわ子は違和感を覚える。

後日、一人でオペレッタを訪れたとわ子は、小鳥遊のプロポーズを断わった、これから、三人でやっていこう、と伝える。時々はかごめのことを思い出してあげようと。

雑感

慎森がとわ子に「マディソンパートナーズに勝てるかも知れない、今社内は専務派がクーデターを起こそうとしている、それが起きれば社長派の小鳥遊も失脚する」と報告するが、ピント外れもいいところ。小鳥遊が失脚したところで、株の過半数を持っている事実に変わりはなく、別の人がやってくるだけのこと。そして誰がやってきても、とわ子の言いなりにはならないだろう。新生しろくまハウジングは、この役に立たない顧問弁護士との契約は解除した方がいい。

マディソンパートナーズがとわ子に辞任を迫るのも謎。さっさと解任の決議をすれば済むのでは。社員の反乱を押さえ、その後の経営をうまく進めるためには、とわ子が「自発的に」松林に社長の椅子を譲ったということにしたかったのか。

社長の逮捕は、専務派のタレコミによるものではないかと考えるのが自然だが、僕は、やったのは小鳥遊なのではないかと思っている。社長から離れた方がいい、このままでは一生飼い殺しだ、と気づいていても、面と向かって逆らうことはできない。離れるためにはこのくらいの事件を起こす必要があったのだろうということ。

もうひとつ、小鳥遊は社長の命令を忠実にこなす犬だったわけだから、社長が違法行為をしていたのなら小鳥遊も知らぬ存ぜぬでは通らないだろう。日本で司法取引のようなことがどの程度忖度されるのか知らないが、とにかく正直に白状し証拠も提出する代わりに、小鳥遊の逮捕を見逃してもらった、と考えれば辻褄は合う。

ところで、かごめを挟み、同じ傷を持つ同士として、これからも八作と付き合っていくという結論は、非常に疑問である。三番目になぜ唄がこないのか。かごめのことは二人の共通の傷かも知れないが、死んだ人より生きている人の方が大事。何より唄は二人の子なのだ。夫婦ではないけれど、唄の父親と、母親として、これからも三人でやっていこう、というならわかるが。

(2021/6/21 記)


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第八話

放送日

  • 2021年6月1日

あらすじ(公式サイトより)

しろくまハウジングが外資系ファンド・マディソンパートナーズに買収されてしまった。さらに、その責任者で“企業買収の悪魔”と呼ばれる人物が、最近親しくなったばかりの大史だと分かり、とわ子は驚きを隠せない。ところが、社長のとわ子に退任要求を突きつける一方で、ビジネスとプライベートは別だと言い切る大史。仕事以外では、今までと変わらずとわ子と親しくしたいという。とわ子もまた、大史と過ごした楽しい時間を忘れられず、その申し出を受けることにする。

そんな元妻の恋心を敏感に察した慎森は、鹿太郎をけしかけ、二人でとわ子のマンションへ。「好きな人、できた?」という直球質問にとわ子は……。

一方、大史は自社の社長からの「ある命令」に従うため、とわ子に相談を持ちかける。恩義を感じている相手からの指示とはいえ、あまりにも“自分”がない大史の姿勢に納得できないとわ子は、大史をマンションに招いて説得を試みることに。しかし、そこへ慎森と鹿太郎、さらには八作もやってきて…。

あらすじ(上記の続き)

小鳥遊は社長の命令で、社長の娘と結婚しなければいけなくなる。彼は高校時代からヤングケアラーとして10年以上も「生きていなかった」時代があった。終わってみれば、学歴も職歴もなく年を取ってしまったが、それを今の社長に拾ってもらい、一から仕事を教えてもらった。だから今の自分があるのは社長のおかげ、社長の言うことには逆らえないという。

その話を聞いたとわ子は、そんなことで人生を縛られるのはおかしい、好きでもない人と結婚するのは相手にも失礼だと言い、自分の家へ連れてきてカレーを食べさせる。そこへ慎森や鹿太郎、大作がやってきたので小鳥遊をベランダに隠す。慎森らが帰ったあと、小鳥遊は外れた網戸を直す。

雑感

慎森や鹿太郎が勝手にとわ子の家に押しかけてくるのには辟易する。事前にアポを取らずいきなり家にやってくるのがいかに迷惑か、しかもとわ子は女の一人暮らしである。そこへ男がやってくるというだけで非常識だ。ましてとわ子は嫌がっているのだ。ちょっとギャグで済ますには度を越している、と思う。笑うより嫌悪感が先に立つ。

もっとも、とわ子も家へ入れなければよいと思うのだが、ドアを開けてしまうのがまたとわ子のやさしさというか、押しの弱さなのであろう。確かに、松林さんが「そういうところがダメなんですよ」と言いたくなる気持ちもわかる。

小鳥遊を家へ招いた時に慎森らがやってきた時、普通なら家に入れない。客がいることがわかったとしても、会社の大事な大事な取引先を招いている、とても微妙な相手だから邪魔だてされたら迷惑だと言えばよかった。慎森は顔を知っているのだから、事情はわかるだろう(敵対関係にある相手をなんとか懐柔しようと自宅に招いて食事をご馳走するのはあり得る話だし、普通はそう考える。でも慎森や鹿太郎は、好きな人? 今度はこの人と付き合うの? という方向に解釈しそうだ)。

ピッとスーツを着て、袖をまくり、お皿を洗うオダギリジョーは破壊力があった。

(2021/6/19 記)


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第七話

放送日

  • 2021年5月25日

出演

あらすじ(公式サイトより)

かごめの一件から一年、とわ子は自宅で一人暮らしを始めていた。高校に進学した唄が、通学しやすい旺介の家に引っ越したからだ。娘がいない寂しさを抱えながらも、生活を楽しもうと試行錯誤するとわ子は、ある日、公園で“謎の男”と出会う。

そんな中、とわ子はしろくまハウジングのオーナーが外資系ファンドに会社の株を売却しようとしていることを聞かされる。もし会社が外資の傘下になって利益重視の経営に変わると、コスト削減のために人員整理が行われるかもしれない。会社としてのこだわりや職人気質の社員たちを守るためにどうすればいいか悩むとわ子を心配し、慎森、鹿太郎が続けざまにとわ子のマンションを訪れる。一方、八作はレストランの仕事を休み、一人で旅に出ていた。

後日、唄への届け物のために外出したとわ子は“謎の男”と偶然再会する。夢中になれることや仕事についての会話で徐々に打ち解けていく二人だったが、ひょんなことから話題はかごめのことに。すると、とわ子の口から、ずっと胸に秘めていた親友への思いが止めどなくあふれていき……。

あらすじ(上記の続き:ネタばれあり)

“謎の男”のやさしさにほだされ、恐らくこれまで誰にも言えないでいたかごめへの思いを語るとわ子だった。一方、買収を完了したマディソンパートナーズからやってきた幹部は“謎の男”だった。彼、小鳥遊(たかなし)は、しろくまハウジングはコストを度外視した設計を止めて量産できる低価格住宅に特化し、人員削減を推進すべきと主張。抵抗するとわ子に対して、パワハラがあったとしてクビをにおわせた。

その後、公園で小鳥遊と再会すると、彼は親しげにとわ子に話しかけてくる。私をクビにしようとしたくせに、というとわ子に、あれは仕事でしょ? プライベートは別ですよ、とうそぶく。

雑感

第五話ではあきれるくらい公私混同する社長が登場したが、今回は唖然とするほど仕事をプライベートを分ける男の登場である。とわ子と親しくなった時の“謎の男”は、顔がいいだけでなく、本当にやさしさにあふれていて、とわ子の気持ちを受け止めてくれた。とわ子の気持ちになって、なんていい人なんだ、これがとわ子のシーズン4か、と思って見ていたのは僕だけではないに違いない。

ところで、慎森はなぜ仕事をしないのだ。とわ子はなぜ慎森に仕事をさせないのだ。とわ子を慰めたり、愛を語ったりしている場合ではない。顧問弁護士が腕を振るうのは今でしょ?

打ち合わせの席でとわ子らが何を言ってもマディソンパートナーズ側は聞く耳を持たないが、彼らはもともと意見を交換し、妥協点を見つけ、協力してやっていこう、とはこれっぽっちも考えてはいない。形式的に話し合いの場を持ってはいるが、株式の51%を押さえている以上、彼らの主張は100%通るし、とわ子の首も彼らの判断次第なのは当然だ。

だから、オーナーが外資系ファンドに株を売ろうとしているとの情報をつかんだ時点で、オーナーを説得すべきだったのだ。売却されたあとでは、何を言っても無駄だ。

そもそも一年前のイベント企画会社「ヴイゲード」との一件で大きな負債を負ってしまい、まだ返し切れていないことが株式会社売却の一因だという。どういう結末になったのかわからないが、仮に契約前であっても、これまで行われた打ち合わせやその時の議事録、社員の証言をもとに、「ヴイゲード」側に賠償を求めることはできたのではないか? 初めての取引相手なのに、正式な契約前に資材を発注してしまったしろくまハウジング側にもミスはある。だからといって100%の責を負わなければいけないということもないはずだ。恐らく、門谷社長のやり方は業界内でも不信を買っているはずで、腕のいい弁護士がつけば損をすることはなかったはずだと思う。そのことを、とわ子と慎森にはもう一度深く考えてもらいたいものだ。

小鳥遊は当然の仕事をしているに過ぎず、とわ子らが敵対する相手ではないと思うのだ。
(2021/6/4 記)


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第六話

放送日

  • 2021年5月18日

あらすじ(公式サイトより)

誕生日当日の夜、取引先の説得に向かったとわ子との連絡が途絶えた。とわ子の誕生日を祝うため、オペレッタに集まっていた八作、鹿太郎、慎森は彼女の身を案じるが、そこへ早良、美怜、翼が偶然来店し、さながら合コンのような飲み会が始まる。

さらに、元義父の旺介から半ば強引に呼び出された八作たちは、とわ子のマンションへ。早々に酔いつぶれて寝てしまった旺介をよそに、主不在の部屋で、なぜかギョーザを作り始めることになった元夫たち。その傍らで、女性陣はそれぞれの恋愛の愚痴で意気投合し始める。しかも、名前こそ出さないものの話題は明らかに八作、鹿太郎、慎森のことで、三人は動揺を隠せず…。

あらすじ(ネタばれあり)

とわ子が門谷と出かけた。しろくまハウジングでは皆がどうしたらコストを抑えられるか必死で見積書を検討しているが、とわ子からは連絡なし。恐らくとわ子と門谷の交渉中に、かごめの異変を告げる急報が入り、とわ子は門谷との交渉を打ち切って病院へ行く。話を途中で打ち切られた門谷は怒り心頭で、契約そのものをすべて破棄するとしろくまハウジングに伝える。

とわ子は八作にだけ連絡、ストローとホッチキスを買って病院にくるよう依頼。八作がストローとホッチキスと靴下を買って病院に行くと、とわ子は霊安室の前でかごめのパーカーのとれた紐をストローとホッチキスを使って修繕。「今日の夜、直してあげると約束したから」。霊安室に横たわっていたのはかごめだった。

死因は不明。事故とも自死とも明言されず。新人賞に応募する漫画作品を描き上げたところだし、夜にはとわ子の誕生日を祝う予定だったから、自死ではなかろうと思うが。

門谷の会社との契約はどうなったのかも語られず。ただ、会社はつぶれずに済んだようだから、なんとかなったのだろう。そして一年が経過し、とわ子は公園でイダギチジョー(の演じる男性)と知り合う。

雑感

いろいろ衝撃的過ぎて消化できない。理由が語られないのもあとにひく。

とわ子にとって大事な人がいなくなっても、仕事は続くしお腹もすく。そいう描き方はよかった。大人は毎日泣いてばかりはいられないのだ。

かごめの部屋へ行って、冷蔵庫の余り物で食事の支度をし、それを食べる、という供養の仕方は共感した。

(2021/5/27 記)


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新垣結衣と星野源が結婚を発表

新垣結衣星野源が結婚することを発表したため、大騒ぎになっている。石原さとみ戸田恵梨香の結婚もショックだったが新垣結衣は最大級、しかし相手が星野源では祝福するしかない、といったところか。もちろん大人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の共演の影響ではあるが、これほどお似合いで、かつ揃って好感度の高いカップルは珍しい。

これで残る大物独身女優は深田恭子綾瀬はるか長澤まさみの三つ巴……のような記事も見たが、正直、深田恭子に関しては、結婚するかどうかに興味を持つ時期は過ぎたな、と思う。自分が三人挙げるなら、綾瀬はるか長澤まさみと、もう一人は井上真央菜々緒か。

まだ若いと思っていた有村架純は28、高畑充希は29だ。彼女らのことも気になる。


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第五話

放送日

  • 2021年5月11日

出演

  • 谷中敦(門谷、イベント会社の社長)

あらすじ(公式サイトより)

とわ子の誕生日が近づくある日、唄が開業医の息子である彼氏と18歳になったら結婚することを宣言し、とわ子を困惑させる。後日、かごめに相談してみたものの、いつしか話題は八作との離婚のことに。「わたしも意地張ってたし、若さ故だね」と当時を振り返りながら、とわ子が語った離婚の原因とは?

しろくまハウジングでは、話題のイベント会社からアートイベントの仕事が舞い込み、普段の住宅設計とはひと味違う華やかな仕事に社内は盛り上がりを見せていた。先方の社長・門谷は、とわ子と同じ“バツ3”ということで、互いの離婚歴や結婚観で意気投合する。そんな中、とわ子は自分のバースデーサプライズを社員たちが準備していることに感づいてしまう……。余計なことを知ってしまい仕事に手がつかないとわ子だったが、追い打ちをかけるように、突然門谷からプロポーズをされて大きく動揺する。

その晩、唄からそのことを聞いた八作、鹿太郎、慎森は、三人そろってとわ子のマンションへ。四度目の結婚を阻止すべく、珍しくタッグを組んで必死の説得を試みる鹿太郎と慎森を横目に、八作はとわ子にあるプレゼントを差し出す。

ところが後日、このプレゼントがきっかけで、とわ子は八作が心に秘めていた思いを知ることになり……。

雑感

今回は珍しく腹が立った。谷中敦演じる門谷が絵に描いたようなクソな男だったからで、絵に描いたような点が非現実的でもあったのだが、絵に描いたように腹が立ったという次第(お互い離婚歴ありで意気投合した……かに見えたのだが、「離婚は男にとっては勲章だが女にとっては傷」「かわいそうなあなたに手を差し伸べているのに説教をするのか」などと言いたい放題、結婚の申し込みをとわ子が辞退すると追加発注の費用を払わないなどと脅しをかけてきた)。

最初から見積書の提示をやんわりとかわし契約を結ばないまま事業を進めようとしていた時点で危ういものを感じていたが、不幸にも的中してしまった。しかししろくまハウジングも隙が大きい。人間が動く(社印が働く)分くらいはともかく、正式契約もないのに資材を発注してしまうのはやってはいけないことだ。まして相手は取引実績のない相手だ。

それから慎森はビデオレターで励ましている場合ではない。今こそ顧問弁護士として腕を振るうべき場面ではないか。契約をかわしていなくても、これまで先方は「追加費用は負担する」と言っていたわけで、そのことがメールや議事録に残っていないか? そのようなエビデンスを集めて「契約書がなくても契約は有効と考えられる、支払いを拒否するなら裁判を起こす」とプレッシャーをかけるのがキミの仕事だぞ。

八作が本当に好きなのが誰か、とわ子が気づいてしまった。その時の目が泳ぐ松たか子の演技が最高。かごめは八作の気持ちに気づいているのは間違いない。でもかごめにとってはとわ子との関係の方が大事なんだろう。

鹿太郎は古木美怜から「今度は普通の恋がしたい」と言われる。これ、言い寄られている?

慎森は小谷翼の正体に(ようやく)気づいた。でも翼ちゃん、ここで働いているなら派遣を切られたという話がそもそもフェイクだった?

今日のとわ子

(かごめに、海行かない? と誘われて)「いかなーい。海はさわやかそうに見えてべとべとするし、キラキラしてそうでフナムシるし」

今日の唄

「彼氏が医者の息子だから18歳になったら結婚する」

今日の元夫

シンシン「社長と社長が付き合うと結婚じゃなくて合併って感じ」
カタロー「合併はドキドキしないね」

(2021/5/16 記)


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第四話

放送日

  • 2021年5月4日

出演

  • 浜田信也(五条、かごめに好意を寄せる指揮者)

あらすじ(公式サイトより)

とわ子の30年来の親友・かごめが、とわ子と同じマンションに住むオーケストラ指揮者の五条から食事に誘われる。二人の相性の良さや、五条の態度からかごめに好意を抱いていることを確信したとわ子は、親友の幸せを願い、面倒くさがるかごめの背中を押す。しかし、当のかごめは目の前で鳴っているスマホの着信を無視したり、夜道で誰かにつけられたりと、最近何か隠し事がある様子。そんな中、とわ子は、偶然かごめの“ある過去”を知ってしまう。

その頃、八作は、親友の俊朗の恋人・早良からの猛烈なアプローチに頭を悩ませていた。さらに、早良の浮気を疑い始めた俊朗から三人での食事に誘われた八作は、つくづく自分のモテ体質が嫌になる。なんとか早良に嫌われようと試みる八作だったが、早良の行動はより大胆になっていき……。

一方、翼の嘘に憤りを感じていた慎森だったが、「まだわたしが誰なのかわからない?」という翼の問いかけに言葉を失う。鹿太郎は、美怜にパパラッチ対策として交際相手の影武者を頼まれるが……。

雑感

シーズン2の鹿太郎も、シーズン3の慎森も、とわ子はなんでこんなのと結婚したのかなと思わせ、なれそめを知って、ああ、そういうところを好きになったのかと納得させられる、というパターン。が、シーズン1の八作は、なんで別れたの? と視聴者はずっと思っていたはずだ。

早良は八作の部屋に飾ってある絵を見て、八作の趣味とは合っていないのになぜ飾っているか疑問に思うが、八作はお世話になった人にもらったものだからと説明する。だからって趣味じゃないものを飾ることないでしょ、と外そうとする早良に「触るな!」と八作は怒る。

かごめはトラウマになるような「過去」があり、「自分の人生に恋愛はいらない」と考えている。

八作は早良に、いくらもてても、本当に好きな人に好かれなかったら意味がない、と話す。八作が好きだった人は、人を好きにならない人だった、という。

ということは、かごめちゃんか? そういえばかごめにコロッケを奢ってもらった時、ずいぶんと嬉しそうだった。

で、趣味じゃなくても大事な人からもらった絵は大事にする八作だ。かごめに紹介してもらったとわ子と結婚したのはそういうわけかい?

そりゃー長続きするわけがない。

八作は「いい人」だけど、とわ子にとってはとても「残酷な人」でもあった、ということか。

エンディング曲に泣かされる。
(2021/5/15 記)


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「きれいのくに」第四話

放送日

  • 2021年5月3日

あらすじ

パパ活に勤しむれいらだが、ある時会った男からセックスを迫られ、断わったら暴力を振るわれる。

雑感

  • 高校生がダラダラと過ごしているシーンは、波もなく発展性もなく、何が言いたいのかさっぱりわからない。前回現実の世界に吉田羊がチラと映って映画の中の世界と何かつながっていくのかと思ったが、今回は吉田羊も蓮佛美沙子小野花梨も登場せず。

(2021/5/13 記)


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「きれいのくに」第三話

放送日

  • 2021年4月26日

出演

あらすじ

宏之から見て、恵理はどう見ても20代なのだが、恵理自身は何も変わっていないという。確かに年齢より若く見られることはあるが、それの何がいけないの? 男の人は若い女が好きでしょ、なんでゆうべ私を拒否したの、と恵理はイラつくが、宏之にとっては全然別の人間に見えるわけで、話がかみ合わない。もう一緒には暮らせないと、宏之は家を出ようとし、激高した恵理はそこいら辺のものを片端から宏之に投げつける……

というのは、実は啓発映画だった。20年ほど前にトレンドの顔を真似して整形することが流行ってから、男はみな稲垣吾郎、女はみな加藤ローサの顔になってしまった。その反省から、現在は美容整形は固く禁止されている。

誠也と凛は家が隣同士でお互いに好意を抱いている。れいらはパパ活中。ある時凛が映画に行くと、そこで啓発映画に出ていた女を見かける……

雑感

  • 美容整形の絶対禁止とこの映画がどう関係しているのか不明。そもそもこの映画がなんの啓発になっているのかも不明。
  • せっかくの小野かりんだが、イライラして不機嫌な顔をしているか泣き叫んでいるかのシーンしかなかったのが残念。しゃべり方が蓮佛美沙子そっくりだったのはさすが。
  • 職員室では男子教員が全員稲垣吾郎で女性教員が全員加藤ローサなのかと思ったが、そういうわけでもなかった。
  • 高校生がダラダラとだべっているシーンはつまらない。
  • カラオケシーンはどうやって撮影したのか気になる。以前ならなんてことはないが、コロナ渦中だからな……

(2021/5/9 記)


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第三話

放送日

  • 2021年4月27日

出演

あらすじ(公式サイトより)

とわ子の部下で、優秀な若手建築士の仲島登火が大学図書館の設計を手掛ける。デザイン案を見たとわ子は、その素晴らしいセンスに同じ建築士として感動を覚えるが、採算度外視のプランを会社の商品として採用するわけにはいかず、その案を不採用にする。社長として苦渋の決断だったが、そのことがきっかけで一部の社員から不満の声があがり、とわ子を悩ませる。

その頃、鹿太郎は、自分の部屋に飾ってあったとわ子の写真についてカメラアシスタントに聞かれ、ダンス教室で初めてとわ子と出会ったときからプロポーズまでのロマンティックな思い出を語る。離婚の理由を聞かれた鹿太郎が悲しそうに答えた、「しゃっくりを止めてあげることが出来なかった」の意味とは?

離婚してもなお、とわ子に未練がある。一方で、自分に好意を寄せてくれている美怜の存在も気になる――。新しい恋をするべきか悩む鹿太郎は、八作と慎森に相談するが、それぞれ早良、翼のことが気にかかり、相手にされない。その後、再び美怜の部屋を訪れた鹿太郎だったが……。

依然として社内に不穏な空気がただよい、慣れない社長業に悩むとわ子。皆が帰宅した夜のオフィスでひとり仕事をしていたところ、入り口から不審な物音がして……。

雑感

シーズン2の鹿太郎も、そもそもなんでこんな人と結婚したの? としか思えない人だったが、とわ子が彼と仲良くなった経緯はよくわかった。鹿太郎のことをバカにする若い女性に憤慨するところもよかった。「僕はあなたを引き上げることはできないが、下から支えることはできます」というセリフもよかった。しゃっくりを止められなかった、の意味は不明。別れた理由はドラマでは説明されなかったような?

しかし、覗き見専門のパパラッチだった鹿太郎が、とわ子と付き合うことで、曲がりなりにもファッションカメラマンとして独り立ちできるとこまで行ったのだから、彼女の神通力はすごいのだ。

冒頭から「僕のおごりで飲む酒はおいしい?」と(本人は冗談のつもりで)声をかけるなど、人間の小ささが丸わかりなのだが、最後に「小さくたっていいじゃない」ととわ子に声をかけるシーンはよかった。飾らず奢らず、等身大で生きていこうとする姿は好感が持てた。

エンディング曲(ボーカル:松たか子)に泣きたくなる。
(2021/5/6 記)


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「きれいのくに」第二話

僕の好きな小野花梨が登場。

放送日

  • 2021年4月19日

出演

あらすじ

妻が10年前の容姿になった。肌の色艶がよくなったといった程度ではなく、別人かと見紛うほど変わってしまった。しかしそう感じているのは宏之だけで、本人に言っても(鏡を見ても)何も変わっていないという。また勤め先の従業員や客、妹なども、特に何かを感じた様子はない。ただ、髪形が(若者風だけど)似合っているとか、指がきれいだとか、よく褒める。恵理は半分お世辞だと思っている様子。

20年前、駆け出し美容師の恵理は駆け出しカメラマンの健司と付き合っていたが、妊娠が発覚すると、健司は堕胎するように言う。宏之とは子供を作らないことにしているのか、できないのかは不明だが、宏之が自分の子供をかわいがることに嫉妬心をむき出しにしているのはその事件が尾を引いているのか。

宏之は若い女の寝姿に欲情するが、その気持ちを妻にぶつけられず、マスターベーションをする。ゴミ箱に捨てたティッシュを見てから異様な臭いがし(恐らく)事情を察した恵理は、その晩自分から迫るが、宏之は拒否する。今の君は受け入れられないと。夫に拒否されたえりも傷つく。

その後、恵理はさらに10年若返ってしまう。そこにいるのは宏之の知らない(知り合う前の)恵理だった。

雑感

  • 離婚して家を出た健司はホテルに泊まる金もなく友人宅を泊り歩いているようだが、歩いている途中で突然死ぬ。理由不明。事故? それとも事件? それを知った恵理が之と抱き合っている最中に号泣してしまうが、それは別れたとはいえ愛情が残っていたから死を悼んでのこと? このエピソードは何かの伏線ぽかったが、よく理解できなかった。
  • 健太とは意外に長い付き合いだった。が、当初からクズだった。もっとも、妊娠したことに関しては健太ひとりが悪いとは言わない。恵理も子供ではないのだ。そして、この時の二人の状況を考えると、生まない決断をした健太の判断が必ずしも間違っていたとも思わない。ただ恵理は、堕ろした後は別れるべきだった。なんで結婚したのかな……
  • 夫の自慰の痕跡を発見した恵理の心中は複雑なものがあっただろうが、なんでそれを妹に言うかな……

(2021/5/4 記)


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第二話

放送日

出演

あらすじ(公式サイトより)

ある日、八作のレストランで慎森と鹿太郎が出くわしたところに、さらに偶然とわ子と唄もやってくる。いつものように周囲に憎まれ口を叩く慎森だったが、どんなに煙たがられてもめげることなく、とわ子に近づこうとする鹿太郎に、強がった態度とは裏腹に一種のうらやましさを感じていた。そんな自分について慎森は、公園で会った小谷翼に対して「僕には人を幸せにする機能が備わっていない」と弱音をもらす。

一方、鹿太郎は仕事で出会った女優の古木美怜から自宅に招かれ、何やらいい雰囲気に!? 八作の店には、親友の出口俊朗が恋人の三ツ屋早良を連れてやってくるが……。

元夫たちに新たな出会いが訪れる中、唄の思いつきにより、元夫たちを招いて五人ですき焼きパーティーを開催することに。こだわりの食材や道具を持ち寄った三人が訪れたとわ子の部屋で、慎森は結婚当時の思い出が詰まったソファーが処分されていることに気づき、内心ショックを受ける。ひょんなことから、とわ子と二人きりになったタイミングで、その理由を問いただす慎森だったが、徐々に胸に秘めていた思いがあふれていき……。

しかし、その晩。どういうわけか、唄や元夫たちの目の前でとわ子はパトカーに乗せられ、警察に連れられていく羽目に……! 突然の出来事にあっけに取られる慎森……。とわ子にいったい何が!?

雑感

とわ子がそれぞれの夫と離婚した理由はわからないが、見ている限りでは、鹿太郎、慎森に関しては言われなくても明らかだろう。というより、そもそもなんでこんな人と結婚したの? と思うが、今回は、慎森と出会った時の回想シーンが入り、とわ子が慎森を一度は好きになったことがある、それはわかった。別れた理由も、慎森の中ではとわ子とのことは終わっていないことも。強気で嫌味ばかり言う慎森の弱い面が垣間見えてよかった。

とわ子は別れた後も次々と新しい人と出会って結婚し、前回もまた斎藤工の船長に惹かれたりと、熱しやすく冷めやすい性格のようだが、三人の元夫は、三人ともいまだにとわ子に気持ちが残っていて、全員が独身である。が、今回は全員に女性の影が。もっとも、うまくいきそうには見えないのがなんとも。

エンディング曲(ボーカル:松たか子)がとてもいい。こういう歌を歌うのは難しいと思うのだが、松の歌手としてのすごさを感じさせる。毎回テイクが違うようだ。
(2021/5/3 記)


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「きれいのくに」第一話

たまたま録画を視聴。思ったより面白い。

放送日

  • 2021年4月12日

出演

  • 吉田羊(恵理(43歳)、美容師)
  • 平原テツ(宏之、会計士)
  • 蓮佛美沙子(恵理(33歳))
  • 橋本淳(健司、カメラマン)
  • 村川絵梨(由香里、恵理の妹)
  • 稲垣吾郎(男)

あらすじ

まず現在の恵理と宏之が旅行する光景を映し出す。その後、10年前のシーンとなり、また10年後に戻ってくる。時系列にそって並べるとこんな風になる。

恵理は美容師で独立して店を持ち忙しく働いていた。夫の健司は失業状態だが、仕事を探すでもなく家事をするでもなく、怠惰な生活を送っており、言い争いに。切れた健司が暴力をふるい、離婚となる。

その後、相談に乗ってもらっていた会計士の宏之が最近離婚したことを知ると、話がはずみ、意気投合する。のちに再婚。小さなけんかをすることもあるが、休みを合わせて一緒に温泉旅行をしたり、それなりに仲良く過ごしている。

ある日、恵理が目を覚ましたら10年前の顔になっていて……

雑感

とにかく不気味な話だ。ところどころで稲垣吾郎が恵理、宏之にインタビューするシーンが差し込まれているが、そもそも吾郎ちゃんがいったい何者なのか、謎である。

10年くらいの経過では、普通はメイクや衣装を変えるだけで役者を変えたりはしないが、本作はわざと別な役者を当てている。最初に蓮佛美沙子が登場した時、同じ名前の別人かと思った。これは10年の時間の経過をはっきりと視聴者に印象付けるためと思われる。

冒頭で吉田羊が登場した時、顔や手を嘗めるように映し、うーんここまでやると肌のたるみやシワがはっきり見えるなー、吉田羊はきれいな人だと思っていたけど、こうして見るともう結構な年だなー、と思っていたが、これはわざとだった。蓮佛とは肌の張りが10年分違うでしょうと。もっとも、宏之は10年前も今も同じ役者で、あまり見た目も変わらないのでややこしい。
(2021/5/2 記)


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「大豆田とわ子と三人の元夫」第一話

放送日

  • 2021年4月13日

出演

スタッフ

制作

あらすじ

「大豆田とわ子はこれまでに三回結婚して三回離婚した、いわゆる「バツ3」。建設会社「しろくまハウジング」の社長に就任し、最初の夫・田中八作との間に生まれた中学3年生の娘・唄と暮らしている。……」(公式サイトより)

雑感

  • タイムラインで皆が口々に褒めているのを見て、松たか子松田龍平も好きなので、見てみようかと録画視聴。まさかこんなぶっとんだドラマだとは思わなかった。
  • とにかく笑えた。ドラマを見てこんなに笑い続けたのってずいぶん久しぶりな気がする。
  • その昔、乙葉が水着になるのを嫌がったところ「水着にならなくていいのは松たか子だけ」と言われたという有名な話があるが、その松たか子は、映画「夢売るふたり」ではオナニーしたりオシッコしたりするシーンが割り振られた。松たか子だってそういうことをしなければいけないのである。今回も割と長めの入浴シーンがある。しかし入浴中に歌う歌の歌唱力は半端ではない。
  • エンディング曲(ボーカル:松たか子)もいい。


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NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」庵野秀明スペシャル

タイトル

放送日

  • 2021年3月22日

雑感

庵野秀明はまあ、すごい人間なんだろう。彼自身も悩み、苦しんでいるのかも知れないが、彼に振り回される周囲はたまったものじゃないな、と思った。せめて金銭的に十分報われていることを願う。
(2021/10/3 記)


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