窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「108~海馬五郎の復讐と冒険~」

予告編も見たことないし、宣伝も知らなかったけど、へぇーこんな映画やっているんだ、と思ったら急に見たくなった。

題名108~海馬五郎の復讐と冒険~
監督・脚本松尾スズキ
主題歌星野源
出演松尾スズキ(海馬五郎、脚本家)、中山美穂(海馬綾子、五郎の妻)、LiLiCo(エイドリアン、五郎の前妻)、栗原類(道夫、五郎とエイドリアンの子)、坂井真紀(海馬マリ、五郎の妹)、宍戸美和公(堀切すみれ、五郎の秘書)、秋山菜津子(砂山美津子、五郎の旧友にしてセックスフレンド)、岩井秀人(糸井、五郎の悪友)、大東駿介(聖矢、ホスト)、土居志央梨(あずさ、高級コールガール)、堀田真由(赤井美月、五郎のファン)、乾直樹(ドクタースネーク、綾子が追いかける相手)、酒井若菜(?)、他
公式サイト映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』公式サイト | 大ヒット公開中!
制作日本(2019年10月25日公開)
時間102分
劇場TOHOシネマズ日比谷(スクリーン2)

概要

海馬五郎は脚本家であり、オーディションの審査員であり、エッセイストであり、大忙しの日々を送っている。ある日、自分のファンと称する女性から見せられた妻のSNSには、妻の不倫行為が記されていた。怒り、傷ついた五郎は離婚を考えるが、今離婚すると財産分与で1,000万円近く渡さなければならなくなると聞いて、その金を使って女を買うことで復讐を果たそうとする……

雑感

  • オレはこの作品に何を期待していたんだろう、と自問自答。まあ、おっぱいがいっぱい見られたからよしとするか。
  • こういう作品を目にすることが、映画を数多く見るようになったな、と実感する部分でもある。月に一本しか見なかったら、絶対にこうした作品は選ばないから。

配役

  • 酒井若菜は気付かなかったな。どこにいたんだろう。

(2019/11/13 記)

映像美「アド・アストラ」

これも劇場で見られて良かった。

題名アド・アストラ(Ad Astra)
監督ジェームズ・グレイ
出演ブラッド・ピット(ロイ・マクブライド)、リヴ・タイラー(イブ・マクブライド、ロイの(元)妻)、トミー・リー・ジョーンズ(クリフォード・マクブライド、ロイの父)、ルース・ネッガ(ヘレン・ラントス、火星基地の責任者)、ドナルド・サザーランド(トム・プルーイット、ロイの監視役)、他
公式サイト映画『アド・アストラ』公式サイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
制作USA(2019年9月20日日本公開)
時間123分
劇場TOHOシネマズららぽーと横浜(screen 6)

概要

ロイ・マクブライドはどんな時でも冷静沈着なことで知られる宇宙飛行士。一方人間関係をうまく築くことができず、離婚も経験している。父親のクリフォードは地球外生命体とのコンタクトを求めて天王星まで出かけたが、事故で死亡。

ある日、地球は大規模なサージ現象に見舞われ、多くの犠牲者が出た。当局は、16年前に消息を絶ったクリフォードが海王星付近でまだ生きており、そこで用いられていた反物質装置がサージを引き起こしたものと推定する。そこでクリフォードへの伝令役としてロイが指名され、海王星へ出かけていくことになった……

雑感

正直、ストーリーはよくわからない部分が多かった。反物質装置とはどのようなものを想定しているのかわからないが、たかがいち宇宙船の持つエネルギーが、しかも海王星付近という遠距離から、地球の存続を危ぶませるような影響を与えられるとはとても思えない。また、16年間、地球と全く何の通信も行なわず、たった一人で生き続けるということが、物理的にも(食糧とか排泄とか水とか空気とか病気とか)精神的にも(人間はそんな孤独に耐えられるものなのか)可能であるともとても思えない。

ただ、映像美が素晴らしかった。宇宙空間もそうだし、宇宙船の中での(無重力状態での)人間の挙動にも興味深いものがあった。このあたりは「ゼロ・グラビティ」「オデッセイ」などを経て撮影方法も進化していると思われる。これは劇場でないと味わえない。見てよかった。

日本語タイトル

「Ad Astra」はラテン語で、「To the stars(星の彼方へ)」という意味。米国カンザス州の標語に「Ad astra per aspera.」(困難を克服して星を目指そう)があるが、これは英語圏では有名な言葉らしく、英語圏の本や映画などでたびたび登場するとか。だとすれば、英語圏の人にとっては意味はわかるのかも知れないが、いくらなんでも邦題がカタカナで「アド・アストラ」はないだろう。

(2019年11月13日 記)

「蜜蜂と遠雷」

21日、「見えない目撃者」に続けて見る。一日に二本なんて、どのくらいぶりか。これも劇場で見られて良かった。

題名蜜蜂と遠雷
監督・脚本石川慶
原作恩田陸
出演■コンテスタント/松岡茉優(栄伝亜夜、かつての天才少女)、松坂桃李(高島明石、サラリーマンピアニスト)、森崎ウィンマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、ジュリアードの王子様)、鈴鹿央士(風間塵、蜜蜂王子)、福島リラ(ジェニファ・チャン)
■音楽関係者/眞島秀和ピアノ調律師)、光石研(菱沼忠明、作曲家)、アンジェイ・ヒラ(ナサニエル・シルヴァーバーグ、マサルの師)、斉藤由貴(嵯峨三枝子、審査員)、鹿賀丈史(小野寺昌幸、指揮者)
■その他/臼田あさ美(高島満智子、明石の妻)、ブルゾンちえみ(仁科雅美、カメラマン・明石の元同級生)、片桐はいり(クローク)、平田満(田久保寛、ベテランステージマネージャー)、他
公式サイト映画『蜜蜂と遠雷』公式サイト
制作日本(2019年10月8日公開)
時間114分
劇場TOHOシネマズ日比谷(スクリーン11)

概要

  • 芳ヶ江国際ピアノコンクールは三年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目されている。出場する多くのコンテスタントは、おのれの人生を賭けてコンクールに挑む。
  • 本作では特に栄伝亜夜、高島明石、マサル、風間塵を追う。

雑感

  • 正直、ストーリーはイマイチだったが、ピアノの演奏はとても良かった。これはテレビで見ていても到底味わえないもの。頑張って劇場にきた甲斐があった。
  • コンテスタント同士はもっとピリピリしているのかと思ったが、意外に仲が良い。
  • 当初、栄伝亜夜、高島明石、マサル、風間塵の四人がファイナルを争うのかと思ったが、そういうわけでもなかった。

映画「蜜蜂と遠雷」 ~ 河村尚子 plays 栄伝亜夜

映画「蜜蜂と遠雷」 ~ 河村尚子 plays 栄伝亜夜

映画「蜜蜂と遠雷」〜 福間洸太朗 plays 高島明石

映画「蜜蜂と遠雷」〜 福間洸太朗 plays 高島明石

映画「蜜蜂と遠雷」 ? 金子三勇士 plays マサル・カルロス・レヴィ・アナトール

映画「蜜蜂と遠雷」 ? 金子三勇士 plays マサル・カルロス・レヴィ・アナトール

(2019/11/9 記)

「見えない目撃者」

時間が作れないでいるうちに公開から一ヵ月が経ってしまい、上映している劇場は数えるほどになってしまったが、なんとか無理して見に行って良かった。これは劇場で見ないと面白くない。

題名見えない目撃者
監督森淳一
出演■家族/吉岡里帆(浜中なつめ、元警官・盲目)、松大航也(浜中大樹、なつめの弟)、松田美由紀(浜中満代、なつめの母)
長者町警察署/大倉孝二(吉野直樹、捜査一課・強行犯係の刑事)、田口トモロヲ(木村友一、捜査一課・強行犯係の刑事、定年間近)、浅香航大(日下部翔、生活安全課少年係所属の刑事)、酒向芳(高橋修作、捜査一課・強行犯係の刑事、木村らの上司)
■その他/高杉真宙(国崎春馬、目撃者)、渡辺大知(横山司、名簿屋)、栁俊太郎(桐野圭一、風俗店スカウトマン)、國村隼(平山隆、元刑事)、他
公式サイト映画『見えない目撃者』公式サイト
制作日本(2019年9月20日公開)
時間111分
劇場TOHOシ丸の内TOEI

概要

  • 2011年の韓国映画のリメイク(知らなかった)。
  • なつめは前途有望な(?)警察官だったが、ある時、弟を乗せて運転中に不注意から事故を起こして弟を亡くし、自らも視力を失う。警察を辞め、テープの書き起こしなどの仕事を細々と続ける日々。
  • ある時道を歩いていて、接触事故を起こしたと思しき自動車に近寄り様子を伺うと、後部座席に女性が監禁されていたことに気付き、通報。が、目の見えない人間がどう「目撃」したのかと、警察ではまともに取り合ってくれない。しかし自分の誤解だったとはどうしても思えないなつめは独自に調査を始め……
  • ミステリーかと思ったが、事件の全容と犯人は比較的早い段階でわかる。それ以降は、証拠を消そうとする犯人とのサスペンスフルな追いかけっこ。こういうタイプの作品を見るのは久しぶりだが、大画面であればこそ。引き込まれたし、見て良かったとしみじみ思った。

雑感

  • 事故の原因となった不注意運転は、ちょっと信じがたいほど愚かな行為。自分なら運転中にあのようなことは決してしないし、やるなら自動車を停めてする。不注意というにはあまりに軽率な行為で、現役警官であればなおさらだ。まあ、だからこそ罪悪感に苦しみ、心身症にかかって長く病院通いをすることにもなったのだろうが。
  • なつみの目撃証言が警察で信用されないのは仕方のないことであろう。「見ていない」のだから。おまけに精神病院への通院歴もわかり、本人の妄想なのでは、とも疑われる。吉野刑事の身長や昼食に食べたものを当てて、見えなくてもわかることもあると証明し、少しずつ信用してもらうのだが……なぜ元刑事であることを告げなかったんだろうか? 訓練を受けた人間だとわかれば、無碍にされることもなかったと思うが。
  • 主人公に寄り添い、こちらがだんだん感情移入した人が次々に死ぬ。えーっというような人が死ぬ。あまりにも無慈悲だけど、サスペンスドラマだからな。そこがいいのだ。しかし、アノ人とアノ人は死ぬかと思ったら死ななかった。あの状態から生き返るのはちょっとフェアじゃない。あのまま死ぬべきだった(笑)。
  • クライマックスで犯人となつみが対峙する。なつみは拳銃を持っているが、犯人の位置がわからないと撃てない。犯人は、音を立てなければ気付かれないと、靴を脱いで静かに近寄る。あわや、というところで亡き弟の力を借りて犯人の居場所を特定。泣かせるシーンだ。
  • 春馬は、当初はなつみに反発するが、だんだんと行動を共にする中でなつみに親近感を抱き、最後は信頼関係でガッツリ結ばれる。もうおじさんとしてはニマニマしながら二人を眺めていて、事件が終わったらどうする? ねえどうする? え? 付き合っちゃう? 付き合っちゃう?? などと思っていたのだが、特にそうした関係を示唆するシーンはなし。春馬を助けるために命懸けだったのは「自分のせいで亡くした弟の代わり」という説明はちょろっとあったから、うーん、弟のように感じていた(だけ)なら、付き合うのはナイか……。

配役

  • 吉岡里帆高杉真宙、ともに初めて知った役者だが、実によかった。特に吉岡の「目の見えない」演技は絶品。本当に目を瞑ってしまうと多分、危険だから目は空いている。が、微妙に相手から視線をずらすことで見えていないことを表現。本当に見えていないようだった。なかなかできることではない。
  • 松田美由紀を初めて見た(調べたら初めてではなかったが記憶になし)。アノ人の妻でアノ人とアノ人の母親だから、どんなにすごい人かと思ったら以下略。

(2019/11/5 記)

「3人の信長」

「我こそが信長」と主張する3人の信長と、主を討たれ復讐心に燃える元今川軍の侍たちとの攻防を描いた時代劇エンターテインメント! だそうである。

題名3人の信長
監督・脚本渡辺啓
出演TAKAHIRO(信長・甲)、市原隼人(信長・乙)、岡田義徳(信長・丙)、髙嶋政宏(蒲原氏徳、今川軍の残党)、相島一之(瀬名信輝、今川義元の元家臣)、前田公輝(半兵衛、瀬名信輝の部下)、坂東希(朽木ハル、戦国大名の妻、信長へ恨みを抱いている)、奥野瑛太(?)、他
公式サイト映画「3人の信長」オフィシャルサイト
制作日本(2019年9月20日公開)
時間106分
劇場TOHOシネマズ日比谷(スクリーン3)

概要

金ケ崎の戦いで敗戦・逃走中の織田軍。浅井軍だけではなく、桶狭間の戦い以来没落の一途の今川家の旧家臣も信長に恨みを抱き、行方を追いかけている。ついに信長を捕えた、といって連れてきた家臣が三人。信長が三人集まってしまった。むろん、二人は影武者に違いない。影武者を処刑しては今川家の家名に傷がつく。なんとか本物の信長が誰かを見極めようとするが……

雑感(ネタバレあり)

  • 前半で、三人が三人とも自分が信長だと主張するシーンはなかなか見応えがあった。途中からだんだん面白くなくなっていくのが残念。
  • 写真というものがなく、テレビもネットもない時代。信長の顔を誰も知らなくても致し方ないが、それにしても、影武者というのはもう少し本人に似た人がなるものなのではないか。TAKAHIROと市原隼人岡田義徳では全然似ていない。これでいいのか。
  • 奥野瑛太は、公式サイトのキャスト欄には名前が出て来ない。映画.COMでは名前は紹介されているが何の役なのかは記載なし。ずいぶん低い扱いだが、そりゃ名前は出せないし、出したとしても何の役かは言えんわなあ。
  • ここでネタバレだが、もともと、信長には影武者が二人いる、という情報を持っていて、本人+影武者で三人を捕えたわけではない。本人だと思って捕えた相手が三人いたわけだ。だから、この三人のうち「少なくとも二人は本人ではない」ことはわかるが、「三人のいずれかが本人である」かどうかはわからない。自分は最初から「三人とも影武者ではないのか?」と思っていた。で、まあ、この予想が当たるので、本人の登場は意外というほどではなかった。本人が三人の影武者より格好良かったのが唯一の見どころか?

(2019/11/5 記)

これは正真正銘の名作「デーヴ」(VHS)

「記憶にございません!」を見ていて、何か既視感があるなと思ったら、先行するハリウッド映画に「デーヴ」があったことを思い出した。これはVHSビデオで持っているのだ。

題名デーヴ(Dave)
監督アイヴァン・ライトマン
出演ケヴィン・クライン(デーヴ・コーヴィックおよびビル・ミッチェル大統領:二役)、シガニー・ウィーバー(エレン・ミッチェル、大統領夫人)、フランク・ランジェラ(ボブ・アレグザンダー、大統領特別補佐官)、ケヴィン・ダンアラン・リード大統領補佐官)、ヴィング・レイムス(デュエイン・スティーヴンソン、護衛官)、ベン・キングズレー(ゲイリー・ナンス、副大統領)、チャールズ・グローディン(マーリー・ブラム、町の会計士)、アーノルド・シュワルツェネッガー(本人役)、ラリー・キング(本人役)、他
制作USA(1993年8月28日日本公開)
時間110分

概要

デーブは職業紹介の事務所を運営する市井の人。容姿が大統領に似ていることから、大統領の物真似芸も時々披露している。

ホワイトハウスのスタッフが、どうしても大統領の影武者を用意する必要に迫られ、デーヴに目を付けた。実はお忍びで愛人に会いに行く間のアリバイ作りが必要だったのだ。一晩だけということで納得して話を受けたデーヴだが、愛人とイタしている時に脳梗塞になり、危篤状態に陥ってしまう。

本来ならば副大統領の出番なのだが、ボブはアランと語って、デーヴを本物のビルとして存続させ、彼を操って自分らの傀儡にしようとたくらむのだ。これは重大な憲法違反であり、デーヴはそれは問題だと感じるが、バレれば自分もタダでは済まないとボブに脅され拒否できず、ボブ役を続けることになる。

当初はボブらに言われるままに行動していたデーヴだが、福祉予算を削ろうとする動きに対して反対意見を述べると、お前は意見を言うなと封じ込められる。そこでデーヴ時代の知人マーリーをひそかに招集し、予算の修正案を作成。閣僚会議の場で披露する……

雑感

  • さすがはハリウッドという見事な作品。これと「記憶にございません!」を比較すると、後者が中身のないスカスカなものに思えてしまう。
  • 最初は政治のことなど何もわからないので、言われるままに動くしかなかったが、徐々に政治に目覚め、自分らしさを発揮していく変化が興味深い。
  • デーヴに感化され、次第に影響を受けるアランと、目覚めたデーヴとよりいっそう対立していくボブとの対比が面白い。
  • いくら仲の冷え切った仮面夫婦とはいえ、一緒に暮らす相手が夫本人かどうか、妻が気づかないわけはないと思うが、一緒に孤児院を訪問した時はまだボブ当人だと信じていたように思われる。ただ、バレた時にそのきっかけを訊かれて「一緒に出かけた時に私の胸をチラチラ見ていたから。あの人は私の胸なんか見ない」というのはおかしくもあり、哀しくもある。このエレンがデーヴに徐々に惹かれていくところがいい。やはり、どんな話もロマンスがからんでいた方が盛り上がる。うまく絡められれば、だが。
  • デーヴは、福祉予算の増額という施策を、とにもかくにも実行する。福祉予算の増額がただちに善政なのか、議論の余地はあろう。また実際には大統領でもなんでもないデーヴがそんなことを決めてよいのかという問題もあろう。だが、あとを引き継いだゲイリー副大統領がこの施策に影響を受け、自分はボブのやってきたことを受け継ぐだけだと言い切るほどなのだから、確かな足跡を残したと言えるだろう。
  • 大統領のためには命を投げ出す、とためらうことなく言い切っていたデュエイン護衛官が、大統領と思っていた人が実は民間人だったことを知った時に、自分はこの人のために死ねるだろうかと悩むところがいい。そしてデーヴのことを知ったあと、あなたを守るためなら命を懸けると告げるところもいい。
  • デーヴが再び大統領役をボブと入れ替わるところも見事である。元々(売れない)芸人であるという設定が生きている。
  • 一歩一歩階段を昇ることにしたと、市会議員を目指すデーヴ、そしてホワイトハウスを出てデーヴのもとに来るエレン。ラストもうまく締めくくっている。
  • さすがに映像の鮮明さには欠けていた。ブルーレイで買い直そうかな?

配役

デーヴ [Blu-ray]

デーヴ [Blu-ray]

(2019/10/30 記)

「記憶にございません!」ふたたび

題名記憶にございません!(二度目)
劇場イオンシネマ 港北NT(スクリーン2)

雑感

  • 二度目だが十分笑える。
  • 一昨日は予習をせずに鑑賞に臨んだ。記事で、有働由美子に関して「エンドロールを見てびっくり」と書いたが、エンドロールを見てびっくりした人は他に何人もいた。今回はそれを確認するのが主目的。三谷幸喜はいつもこういうキャスティングをする。以前は役者の無駄遣いと思っていたが、こうした目的で二度三度見させようという意図もあるんだろうな。
  • 田中圭小林隆木村佳乃は、前回はわからなかったが今回確認した。有働由美子も、これが有働由美子かと思って堪能した。
  • 川平慈英はわからなかった。
  • 天海祐希はそもそもどこで出て来たのかも不明。もう一回観に行くか?

(2019/10/29 記)

相変わらずの三谷劇場「記憶にございません!」

まあ、見逃せないよね。

題名記憶にございません!
監督・脚本三谷幸喜
出演■主人公の家族など/中井貴一(黒田啓介、内閣総理大臣)、石田ゆり子(黒田聡子、啓介の妻)、濱田龍臣(黒田篤彦、啓介の一人息子)、斉藤由貴(寿賀、首相官邸料理人)、ROLLY(鱒淵影虎、衆議院議員・聡子の兄)
■総理スタッフ/ディーン・フジオカ(井坂、首相秘書官)、小池栄子(番場のぞみ、事務秘書官)、迫田孝也(野々宮万作、秘書官補)、藤本隆宏(古賀、SP)、田中圭大関平太郎、警察官→SP)、山口崇(柳友一郎、啓介の恩師)、佐藤浩市(古郡祐、フリーライター
■政治家/草刈正雄鶴丸大悟、内閣官房長官)、後藤淳平(八代、鶴丸官房長官の秘書官)、吉田羊(山西あかね、野党第二党の党首)、市川男女蔵(桜塚、厚生労働大臣・国会を休んでフィリピンパブに行く)、小林隆(森崎、財務大臣省エネルック)、飯尾和樹(牛尾、外務大臣・福耳)、木村佳乃(スーザン・セントジェームス・ナリカワ、米国初の日系女性大統領)、宮澤エマ(ジェット・和田、ナリカワ米国大統領に同行する通訳)
■その他/小澤雄太(戸波、脳外科医)、阿南健治(定食屋の店長)、近藤芳正(通りすがりのサラリーマン)、梶原善(小野田治、小野田建設社長・啓介幼なじみ)、栗原英雄(啓介行きつけのレストラン店長)、寺島進(南条実、大工)、川平慈英(スナイパー)、有働由美子(夜のニュースキャスター)、天海祐希(TVドラマの主演女優)、他
公式サイト映画『記憶にございません!』公式サイト
制作日本(2019年9月13日公開)
時間127分
劇場TOHOシネマズ日比谷(スクリーン1)

概要

  • 黒田啓介は支持率が史上最低の、嫌われ者の総理大臣だった。ある時、演説中に観客から石を投げられ、それが頭に当たり、記憶喪失に陥る。そのため自分の名前も総理大臣であることも一切わからなくなってしまう。
  • 事実を知った秘書官は、このことが公になれば大変な問題を引き起こすと判断し、井坂、番場、野々宮らごく一部の者だけの秘密とし、家族にも隠蔽しようとするが……

雑感(ちょっとネタバレあり)

  • 笑えます。
  • 黒田総理の公務の執行は事実上不可能だが、対外的にそのことを隠しておくのであれば、裏で操る人間が必要である。かつて政治家を目指した井坂は、自分がその役をやり、黒田を操ることで自分の思い描く理想の政治を行なおうとする……のかと思ったが、別にそういうわけではなかった。総理の側近たちは、実にあっけらかんとした、裏表のない、素直な人たちなのだった。
  • これを機に、しがらみのない、善政を行なうというが、何が善政なのか、具体的に示されることはなかった。何かをやろうとすると邪魔になるのが鶴丸官房長官の存在だから、彼を失脚させることに力を入れることになる。
  • 実在の与党政府のしてきたことを連想させる場面がいくつかあり、以て現行政権への批判であると解釈する向きもあったようだが、上記の2点から、風刺などの意図はなく、単なるドタバタコメディであると思われる。それが悪いというわけではない。深く考えず気持ちよく笑えるというのも大事である。
  • 安倍晋三クンは第90代・第96代・第97代・第98代内閣総理大臣。黒田啓介は第127代内閣総理大臣。とするとこれは近未来の出来事か。米国大統領が女性というだけでなく日系人とは、現状では将来においても実現可能性は薄いと思うが、黒人の大統領だって実現したしな……

配役

  • ジェット・和田は、いわゆる「可愛げのない」人だったが、宮澤エマは、画像検索したらとっても美人! あそこまで変われるものなのか。え、宮澤喜一の孫なの!?
  • ROLLYはミュージシャンでギタリストだった。劇中で見事なギターを披露するが、それも納得。
  • 佐藤浩市はこすっからい役が本当にうまい。
  • 中井貴一は本当にいい人になっちゃうなー。
  • 有働由美子は初の役者業。実に艶めかしく色っぽい。こんな役ができる人だとは思わなかった。これは新たな発見(最初、有働由美子だとは気づかなかった。エンドロールを見てびっくり)。
  • 山口崇、年取ったな……
  • 迫田孝也は「風雲児たち」のような役回り。あれは良かった。

(2019/10/28 記)

笑えてほろりと「引っ越し大名」

エンドロールを見るまで気づかなかったが、脚本は「超高速! 参勤交代」と同じ人だった。

題名引っ越し大名
監督犬童一心
脚本土橋章宏
出演■主人公の家族など/星野源(片桐春之介、引っ越し奉行)、富田靖子(波津、春之介の母)、高橋一生(鷹村源右衛門、御刀番・春之介の幼馴染)、高畑充希(於蘭、前引っ越し奉行の娘)、鳥越壮真(音松、於蘭の息子)
藩士など/及川光博(松平直矩、藩主)、松重豊(本村三右衛門、国家老)、西村まさ彦(藤原修三、次席家老)、正名僕蔵(佐島竜五郎、勘定奉行)、濱田岳(中西監物、勘定頭)、山内圭哉(仲田小兵衛、江戸留守居役)
■帰農する人たち/小澤征悦(山里一郎太、姫路藩士)、飯尾和樹(高橋四郎、姫路藩士)、ピエール瀧(北尾俊蔵、姫路藩士)
■その他/向井理柳沢吉保)、和田聰宏(田中衆三郎、隠密頭)、岡山天音(和泉屋若旦那、廻船問屋)、丘みどり(大野の妾)、斉藤暁(小野田真之、村人)、立川志らく(ナレーション)、他
公式サイト映画『引っ越し大名!』 公式サイト
制作日本(2019年8月30日公開)
時間120分
劇場イオンシネマ 港北NT(スクリーン2)

概要

  • 姫路藩主の松平直矩は幕府から国替えを命じられる。しかも減封である。松平直矩はこれまでにも国替えを命じられたことがあり、その時は引っ越しを仕切ってくれる奉行がいたから任せておけばよかったが、過労で死んでしまった。この「お国の一大事」に、まずは引っ越し奉行を決めなければならない。そこに「かたつもり」というあだ名の書庫番・片桐春之介に白羽の矢が立った……

雑感

  • 時代劇などでは正面切って描かれることはないが、藩が丸ごと引っ越すわけだから、お金も手間も、気持ちの上でも大変だろう。そこに焦点を当てたドタバタコメディ。コメディ部分はコメディ部分で面白かったが、ただのコメディではないところが「超高速! 参勤交代」との違いと言えばよいか。
  • 連れて行けない家臣を帰農させる、いずれ加増があった時に迎えに来る、という案が出て来た時、「その時になったら、もう武士には戻りたくない、という人が出てくるだろうな」「その時を待てずに死んでしまう人も大勢いるんだろうな」「でもそこまでは物語上、拾えないだろうな」と思っていたところ、ちゃんとどちらにも言及してくれて嬉しかった。最後、「全員」が戻って来て藩主に拝謁するシーンは感動した。
  • 引っ越しそのものが藩が潰れるかどうかという「おおいくさ」なのだから、力づくで邪魔しようとする人たちを登場させる必要はなかったと思う。派手に盛り上げるためにはチャンバラシーンが必要と判断したのかも知れないが、その割にチャンバラシーンはカッコよくなかった(その点「超高速! 参勤交代」のアクションシーンはカッコよかった)。高橋一生は「滅茶苦茶強い」という設定だったが、あまり強そうではなかった。

配役

  • ピエール瀧がいい仕事をしていた。そういえば彼が例の事件を起こし、多くの作品が、彼の登場シーンをカットしたり別の役者で取り直しをしたりしている中、「撮り直しはせずこのまま公開します」といっている映画作品があるな……と思っていたのが本作だったのか。その覚悟やよし。

監督

(2019/10/21 記)

上田慎一郎監督作品「イソップの思うツボ」

出演者によってその映画を観るかどうか決める、というのはよくやるが、監督で観るか観ないかを判断することはない。これまではなかった。が、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の次回作ということで、初めて監督名だけで観に行った。もっとも、役者に知っている人は誰もいなかったが。

題名イソップの思うツボ
監督・脚本浅沼直也、上田慎一郎、中泉裕矢
出演■亀田家/石川瑠華(亀田美羽)、渡辺真起子(亀田美沙子、美羽の母)
■井桁家/井桁弘恵(兎草早織、タレント)、桐生コウジ(兎草信司、早織の父)、佐伯日菜子(兎草裕子、早織の母)
■戌井家/紅甘(戌井小柚)、斉藤陽一郎(戌井連太郎、小柚の父)
■その他/髙橋雄祐(八木圭佑、教師)、川瀬陽太(近藤、ヤクザ)、他
公式サイト映画『イソップの思うツボ』 公式サイト
制作日本(2019年8月16日公開)
時間87分
劇場TOHOシネマズ日比谷(スクリーン10)

雑感

  • 映画は一般に2時間前後の時間枠を取る。ざっとテレビドラマの2~3倍だ。これはどういうことかというと、テレビドラマの一話分と比較して、ぐっと深く掘り下げるか、たくさんの事件が起きるか、という違いになって表われる。
  • ところが本作は、それほど深く掘り下げられるというわけではなく、さらりと流れていく。さりとて、次から次へとどんどん事件が起きるのかというと、そういうわけでもなく、割とあっさり収束されていく。終わった時の率直な感想を一言でいうなら「え、もう終わりなの?」である。要するにスカスカなのだ。
  • 確かに87分という時間は普通の映画に比べてかなり短いが、90~100分程度であっても、濃密で、堪能した……という作品はいくらでもあるので、話自体が薄かったということだ。もう少しいろんなものをぶっこんでほしかった。
  • ストーリーに対する批判も多いようだが、それほど悪かったとは思わない。それなりに意外性もあったし、石川瑠華は可愛かったし。

配役

  • 紅甘(ぐあま)は内田春菊の娘で(俳優の貴山侑哉の娘と言った方がいいのかな)、ぐあまは本名だそうだ。

(2019/9/26 記)